コマンドを使ったシャットダウン

Windows 11のシャットダウンは、GUIだけでなく、コマンド操作でも可能です。
コマンドを使うことで、GUI操作よりも迅速にシャットダウンできる場合があります。
特に、キーボード操作に慣れているユーザーにとっては、コマンドを使ったシャットダウンは効率的な選択肢の一つとなるでしょう。
コマンドプロンプトやPowerShellを使ったシャットダウン方法は、GUI操作が難しい状況でも有効です。
スクリプトを使ったシャットダウンは、タスクスケジューラと組み合わせることで、特定の時間に自動的にシャットダウンすることも可能です。
ここでは、コマンドプロンプト、PowerShell、スクリプトを使ったシャットダウン方法を解説します。
コマンドプロンプトでシャットダウン
コマンドプロンプトは、Windows OSでコマンドを実行するためのツールです。
コマンドプロンプトを使用すると、shutdownコマンドを使ってPCをシャットダウンできます。
コマンドプロンプトでシャットダウンを実行するには、まずコマンドプロンプトを起動します。
スタートメニューから「cmd」と入力して検索し、コマンドプロンプトを起動してください。
起動後、shutdown /s /t 0と入力してEnterキーを押すと、すぐにシャットダウンが開始されます。
/sはシャットダウンを意味し、/t 0はシャットダウンまでの待ち時間を0秒に設定することを意味します。
PowerShell でシャットダウン
PowerShellは、コマンドプロンプトよりも高度なコマンドを実行できるツールです。
PowerShellを使用すると、Stop-Computerコマンドレットを使ってPCをシャットダウンできます。
コマンドプロンプトと同様に、PowerShellもスタートメニューから検索して起動できます。
PowerShellでシャットダウンを実行するには、PowerShellを起動し、Stop-Computerと入力してEnterキーを押します。
これにより、PCはすぐにシャットダウンします。
PowerShellは、リモートコンピューターのシャットダウンなど、より高度な操作も可能です。
スクリプトを使ったシャットダウン
スクリプトを使うことで、シャットダウン処理を自動化できます。
スクリプトは、特定の条件に基づいてシャットダウンを実行する場合に便利です。
例えば、特定の時間にシャットダウンする、特定のプログラムが終了した後にシャットダウンする、といったことが可能です。
スクリプトを作成するには、まずテキストエディタを開き、shutdown /s /t 0というコマンドを記述します。
このファイルを拡張子.batで保存します(例:shutdown.bat)。
保存した.batファイルを実行すると、スクリプトが実行され、PCがシャットダウンします。
スクリプトをタスクスケジューラに登録することで、指定した時間に自動的にシャットダウンを実行することも可能です。