レジストリでスナップ機能を無効にする

Windows 11のスナップ機能は、画面を効率的に分割して複数のウィンドウを整理できる便利な機能です。
しかし、特定のアプリケーションを使用する場合や、より自由なウィンドウ配置を好むユーザーにとっては、スナップ機能が煩わしく感じることがあります。
レジストリを編集することで、スナップ機能を完全に無効化し、より自由なウィンドウ操作環境を実現できます。
レジストリエディターによるスナップ機能の無効化は、設定アプリよりも詳細なカスタマイズが可能です。
本項では、レジストリエディターの起動から特定キーの作成、PC再起動までの手順を解説します。
スナップ機能を完全にオフにすることで、より柔軟なウィンドウ管理が可能になるでしょう。
レジストリエディター起動手順
レジストリエディターは、Windowsの設定情報を管理するためのツールです。
レジストリを編集する際は、誤った操作を行うとシステムに影響を与える可能性があるため、注意が必要です。
レジストリエディターを起動するには、Windowsキー + Rを押し、「regedit」と入力してEnterキーを押します。
レジストリエディターの起動は、Windowsの設定を変更するための最初のステップです。
起動方法を理解することで、スナップ機能の無効化だけでなく、他のシステム設定の変更にも応用できます。
DisallowEdgingキーの作成
DisallowEdging
キーは、スナップ機能を制御するための重要な設定です。
レジストリエディターを開き、HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced
のパスに移動します。
該当のキーが存在しない場合は、右クリックで「新規」→「DWORD (32ビット)値」を選択し、名前を「DisallowEdging」とします。
作成したキーをダブルクリックし、「値のデータ」を「1」に設定すると、スナップ機能が無効になります。
DisallowEdging
キーの設定は、レジストリを介してスナップ機能を無効にするための重要なステップです。
このキーを設定することで、Windowsはスナップ機能を使用しないように指示されます。

レジストリの操作は少し不安だな…

レジストリの変更はシステムに影響を与える可能性があるため、慎重に行ってください。操作に不安がある場合は、設定アプリからスナップ機能を無効にすることを推奨します。
PC再起動手順
レジストリの変更を適用するためには、PCの再起動が必要です。
PCを再起動することで、変更内容がシステムに反映され、スナップ機能が無効化されます。
PCの再起動は、レジストリの変更を有効にするために不可欠なステップです。
再起動後、ウィンドウを画面端にドラッグしてもスナップ機能が動作しなくなることを確認できます。