システム復元を実行する手順
システムの復元は、Windows 11を以前の状態に戻す機能であり、システムの不具合やソフトウェアの競合が起きた際に有効です。
特に、新しいアプリケーションのインストール後や、ドライバーの更新後に問題が発生した場合に、元の状態に戻すことで解決できる可能性があります。
この見出しでは、復元ポイントの確認から復元開始、完了までの手順を詳細に解説します。
各ステップを理解することで、システムに問題が発生した際に、迅速かつ安全に以前の状態に復元できるでしょう。
復元ポイントの確認方法
まず、システムの復元を実行する前に、復元ポイントが作成されているか確認します。
復元ポイントは、システムの状態を保存したスナップショットであり、これがないと復元はできません。
- 検索バーに「復元ポイントの作成」と入力
- 「システムのプロパティ」が開いたら、「システムの保護」タブを選択
- 「保護設定」で、システムドライブ（通常はCドライブ）の保護が「有効」になっているか確認
保護が無効になっている場合は、「構成」ボタンをクリックし、「システムの保護を有効にする」にチェックを入れて「適用」→「OK」をクリックすることで有効にできます。
復元ポイントの選択
復元ポイントが確認できたら、実際に復元するポイントを選択します。
問題が発生する直前の日付の復元ポイントを選択することが、もっとも効果的な解決につながる可能性が高いです。
- 検索バーに「システムの復元」と入力し、開く
- 「システムの復元」ウィンドウで「別の復元ポイントを選択する」にチェックを入れ、「次へ」をクリック
- 利用可能な復元ポイントが一覧表示されるので、復元したい時点のものを選択
どの復元ポイントを選べばいいのかわからない…
日付と時刻を確認し、問題が発生する直前の復元ポイントを選びましょう。
復元ポイントを選択する際には、「影響を受けるプログラムの検索」をクリックすることで、復元によって削除または復元される可能性のあるアプリケーションやドライバーを確認できます。
復元開始から完了まで
復元ポイントを選択したら、いよいよシステムの復元を開始します。
復元作業中は、絶対にPCの電源を切らないように注意してください。
中断すると、システムが破損する可能性があります。
- 選択した復元ポイントを確認し、「次へ」をクリック
- 最終確認画面が表示されるので、「完了」をクリック
- 「システムの復元を開始したら、中断することはできません。続行しますか？」という警告が表示されるので、「はい」をクリック
システムが再起動し、復元プロセスが開始されます。
完了までに時間がかかる場合がありますが、辛抱強く待ちましょう。
復元が完了すると、Windowsが通常通り起動し、復元が成功した旨のメッセージが表示されます。