パスワード設定以外のセキュリティ対策
フォルダにパスワードを設定する以外にも、Windows11でセキュリティを強化する方法はいくつか存在します。

これらの対策を組み合わせることで、より強固なセキュリティ体制を構築することが重要です。
以下では、アクセス許可設定とファイル暗号化ソフトの利用について解説していきます。
それぞれの対策を理解し、ご自身の環境に合わせて取り入れてみましょう。
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アクセス許可設定
アクセス許可設定とは、特定のユーザーまたはグループに対して、ファイルやフォルダへのアクセス権を制限する機能です。
この設定を活用することで、パスワードを知っている人以外による不正なアクセスを防ぎ、情報漏洩のリスクを軽減できます。

会社の共有フォルダに機密情報が入っているけど、特定の人しかアクセスできないようにしたい

Windowsには、共有フォルダにアクセスできるユーザーを制限する機能がある
アクセス許可設定を行う手順は以下の通りです。
手順 | 内容 |
---|---|
1 | アクセスを制限したいフォルダを右クリックし、「プロパティ」を選択 |
2 | 「セキュリティ」タブを開き、「編集」ボタンをクリック |
3 | 「追加」ボタンをクリックし、アクセスを許可するユーザーまたはグループの名前を入力 |
4 | アクセス許可の種類(読み取り、書き込みなど)を設定し、「OK」をクリック |
適切なアクセス許可を設定することで、不要な情報漏洩を防ぎ、より安全な環境を構築できます。
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ファイル暗号化ソフトの利用
ファイル暗号化ソフトとは、特定のファイルやフォルダを暗号化し、パスワードを知っている人だけが内容を閲覧できるようにするソフトウェアです。
万が一、PCが盗難されたり、不正アクセスを受けた場合でも、暗号化されたファイルは保護されるため、情報漏洩のリスクを最小限に抑えられます。
無料で利用できる暗号化ソフトとして、以下のようなものが挙げられます。
ファイル暗号化ソフト | 特徴 |
---|---|
VeraCrypt | 高度な暗号化技術を使用し、安全性と信頼性が高い |
7-Zip | ファイルの圧縮・解凍と同時に暗号化が可能 |
EncryptOnClick | シンプルで使いやすく、初心者でも簡単に利用できる |

暗号化ソフトってたくさんあるけど、どれを選べばいいのかわからない

無料の暗号化ソフトでも、十分なセキュリティ効果が期待できる
ファイル暗号化ソフトを選ぶ際には、暗号化方式の強度や使いやすさなどを考慮し、ご自身のニーズに合ったものを選びましょう。