海外セレブのクロエ・カーダシアンが実践したダイエット法に、「乳製品抜きダイエット」があります。
1ヵ月半という短い期間で5kgもの減量に成功したそうですが、乳製品をやめるとどんな効果があるのでしょうか?
乳製品をやめるメリットやデメリットを調べてみました。
また、急に乳製品をやめる生活をするのは、なかなか難しいので、乳製品の代用品などもご紹介していきます!
乳製品をやめるメリット
乳製品をやめるメリットとして、4つが挙げられます。
- 頭痛が緩和する
- お腹のハリが軽減する
- 肌の調子が良くなる
- 気持ちが落ち着く
それぞれ詳しくみてみましょう!
頭痛が緩和する
チーズなどには、天然の化学物質「チラミン」が含まれています。
チラミンは片頭痛など、頭痛の発症に関わる物質です。
乳製品をやめることで、チラミンの摂取が抑えられ、頭痛の症状が緩和する可能性があります。
お腹のハリが軽減する
牛乳やチーズなどを食べると、「お腹がゴロゴロする」という経験はありませんか?
これは「乳糖不耐症」と言われる症状で、世界の人口の約65%もの人が乳製品の消化に問題を抱えているそうです。
乳製品をやめることで、日ごろ身体の中で起こっていた消化不良が改善され、お腹のハリが軽減すると言われています。
肌の調子が良くなる
乳製品にはホルモンが含まれているので、自分の体内のホルモンに反応してしまうことがあります。
体内のホルモンが反応すると、皮脂が増加し、毛穴詰まりの原因となることがあります。
その結果、肌荒れなどが引き起こされます。
ただ、美肌のためには栄養バランスの取れた健康的な食事が必須なので、食事のバランスには気を付けた方が良いですね!
気持ちが落ち着く
乳製品には「エストロゲン」や「プロゲステロン」などのホルモンが多く含まれています。
乳製品を摂取すると、こういったホルモンを副産物として取り込むことになります。自分の体内にもホルモンは存在していますが、さらに外部からもホルモンがプラスすることで、気持ちが安定しなくなる場合もあります。
外部からのホルモンを遮断することで、気持ちが落ち着くというケースもあるそうです。
乳製品をやめるデメリット
乳製品をやめると良いことだけではなく、デメリットもあります。
- 腸内環境が悪化する
- 必須栄養素の摂取量が減る
- 免疫力が低下する
- 元気がなくなる
- タンパク質が不足する
少し心配になる内容もありますね。こちらについても詳しく解説していきます!
腸内環境が悪化する
乳製品をやめることで、消化不良が改善することもありますが、反対に腸内環境が悪化する可能性もあります。
人間の消化管には、善玉菌・悪玉菌を含め、様々な種類の細菌が存在しており、乳製品の中には、腸の状態を改善してくれる善玉菌やプロバイオティクスなどが豊富に含まれています。
乳製品を抜くと、こういった良い細菌も取り入れることがなくなるので、腸内環境が悪化することがあります。
別の食材やサプリメントで、乳酸菌などの善玉菌を摂取することが大切です!
必須栄養素の摂取量が減る
乳製品にはカルシウムやビタミンDなどの重要な栄養素が含まれています。
乳製品を抜くと、こういった必須栄養素も不足しがちになるので、他の食材やサプリメントで補う必要があります。
バランスの良い食事になるように、足りない栄養を把握することが大切です。
免疫力が低下する
乳製品には必須栄養素であるビタミンB12が含まれています。
ビタミンB12は免疫システムを調整し、身体が細菌と戦うのを助ける働きがあります。
乳製品を抜き、体内でビタミンB12が不足すると、疲れやすくなったり、風邪などのに感染しやすくなることもあります。
元気がなくなる
乳製品は身近にある食材なので、身体が乳製品の摂取に慣れている状態になっています。
そのため、乳製品を断ち切ることで離脱症状が出ることも考えられます。
通常よりも疲れやすくなったり、睡眠障害などが起こる場合もあるので、すぐに乳製品を断つよりも、徐々に摂取量を減らしていくことで身体を慣れさせると良いとされています。
タンパク質が不足する
タンパク質は、筋肉を構築し、臓器や骨を正しく機能させるために、不可欠な栄養素です。
乳製品にはタンパク質が豊富に含まれているため、乳製品を抜くと、タンパク質不足になる可能性があります。
鶏肉やアーモンドなど、乳製品以外でもタンパク質が豊富に含まれている食品があるので、不足したタンパク質を補う必要があります。
乳製品の代用おすすめ!
メリットやデメリットを見てみると、栄養バランスが偏ってしまうことが特に危惧されるようです。
足りない栄養を補える、乳製品の代用としてオススメの食材をご紹介していきます!
植物性ミルク(豆類)
最近は「アーモンドミルク」などもスーパーで販売されています。
アーモンドはなどの豆類は、良質な脂質とタンパク質が含まれているので、アーモンドミルクや豆乳など、豆類を原料としたミルクを摂取すると良いですね!
豆乳ヨーグルトや豆乳クリームなどは、牛乳に近い味わいなので、満足感もあるため、乳製品の代用としてぴったりの食材です。
魚類
イワシなどの青魚にはタンパク質の他にカルシウムも豊富に含まれています。
乳製品を抜くことで足りなくなるカルシウムなどの栄養素を、魚類で補うこともできます。
また、脂肪の多い魚類は同時に良質な脂質も摂ることができます。
乳製品をやめる総括
乳製品をやめることで、
- 頭痛が緩和する
- お腹のハリが軽減する
- 肌の調子が良くなる
- 気持ちが落ち着く
といったメリットがある反面、
- 腸内環境が悪化する
- 必須栄養素の摂取量が減る
- 免疫力が低下する
- 元気がなくなる
- タンパク質が不足する
などのデメリットもあります。
乳製品には脂質の他に、カルシウム・ビタミンB12などの必須栄養素が含まれているので、乳製品を抜く場合には、食事のバランスに特に気をつける必要があります。
乳製品の代用として、植物性ミルク(豆類)や魚類などが挙げられます。
身体で不足しがちな栄養素を代わりの食材で補うことが、健康のために重要です!
最近では、ヴィーガンの方向けの食品も数多く売られているので、代用品をうまく使って、乳製品をやめる生活にチャレンジしてみるのも良いですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。