Microsoftアカウントの同期と壁紙

Microsoftアカウントを利用していると、複数のデバイス間で設定が同期され、壁紙もその一つです。
異なるデバイスで同じ壁紙を使いたい場合に便利な機能ですが、意図せず壁紙が変わってしまう原因にもなり得ます。
本項では、Microsoftアカウントの同期設定が壁紙に与える影響と、その対策について解説します。
ここでは、設定同期の確認手順、壁紙同期停止の注意点、複数デバイス利用時の考慮事項について解説します。
Microsoftアカウントの同期に関する理解を深め、壁紙設定のトラブルシューティングに役立てましょう。
設定同期の確認手順
Windows 11の設定同期は、Microsoftアカウントを通じて、壁紙、テーマ、言語設定などを複数のデバイス間で共有する機能です。
例えば、自宅のPCで設定した壁紙が、会社のPCにも自動的に反映されることがあります。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「アカウント」を選択します。
- 「Windowsバックアップ」を選択します。
- 「設定の同期」の項目を確認します。
同期がオンになっている場合、壁紙を含むさまざまな設定が同期されます。

複数のPCで同じMicrosoftアカウントを使っているけど、片方のPCの壁紙だけ変えたいんだよね…

設定の同期をオフにするか、同期する項目を選択することで、デバイスごとの壁紙設定が可能です。
壁紙同期停止の注意点
Microsoftアカウントの同期を停止すると、壁紙だけでなく、他の設定(パスワード、言語設定、その他のWindowsの設定)も同期されなくなります。
例えば、ブラウザのお気に入りや保存したパスワードも同期対象から外れるため、注意が必要です。
他のデバイスとの設定共有が必要な場合は、同期を完全に停止するのではなく、壁紙の同期のみを停止することを検討してください。
「設定の同期」の詳細設定から、個別に同期する項目を選択できます。
複数デバイス利用時の考慮事項
複数のデバイスでMicrosoftアカウントを利用する場合、それぞれのデバイスの使用状況や目的に合わせて、同期設定を調整することが重要です。
例えば、個人のPCでは壁紙を自由にカスタマイズしたい一方、会社のPCでは統一されたテーマを使用したい場合があります。
同期設定を調整することで、それぞれのデバイスで最適な環境を維持できます。
具体的には、同期させたい項目とそうでない項目を明確にし、個別に設定を行うことが推奨されます。