【簡単】Windows11｜アカウント削除｜ローカルアカウントへ切り替え方法

Windows11でMicrosoftアカウントを削除する手順

ここでは、Windows 11でMicrosoftアカウントを削除し、ローカルアカウントへ切り替える手順について解説します。

Microsoftアカウントを削除する際は、事前にローカルアカウントへの切り替え準備を済ませておくことが重要です。

各手順では、「設定」アプリからアカウント設定にアクセスし、Microsoftアカウントの削除とローカルアカウントへの切り替えを行います。

手順を間違えると、PCが正常に動作しなくなる可能性があるため、慎重に進めてください。

それでは、Microsoftアカウントを削除する手順を見ていきましょう。

「設定」アプリを開く方法

Windows 11で各種設定を変更するには、「設定」アプリへのアクセスが不可欠です。

「設定」アプリは、Windowsの様々な機能を調整・管理するための中心的なツールです。

「設定」アプリを開く方法はいくつかあります。

方法	手順
スタートメニューから開く	画面左下のスタートボタンをクリックし、表示されるメニューから「設定」を選択。
検索バーから開く	タスクバーにある検索バーに「設定」と入力し、検索結果から「設定」アプリを選択。
ファイル名を指定して実行から開く	Windowsキー + Rを押し、「名前」欄にms-settings:と入力してOKをクリック。
ショートカットキーで開く	Windowsキー + Iを同時に押して、「設定」アプリを起動。
クイック設定から開く	タスクバー右下の通知領域にある「クイック設定」アイコンをクリックし、「すべての設定」を選択。

ここでは、上記の方法の中から、もっとも簡単なスタートメニューから開く方法を紹介します。

【「設定」アプリが見つからない場合は？】

スタートメニューに「設定」が見当たらない場合は、すべてのアプリ一覧から探してみてください。

「アカウント」設定へのアクセス

「アカウント」設定では、ユーザーアカウントに関する様々な設定が可能です。

アカウント情報の変更、サインイン方法の管理、他のユーザーアカウントの追加・削除などが行えます。

ここでは、「設定」アプリから「アカウント」設定にアクセスする手順を説明します。

【「アカウント」設定が見つからない場合は？】

設定アプリのバージョンによっては、項目の名称が異なる場合があります。

「ユーザーアカウント」や「アカウント情報」といった類似の項目を探してみてください。

Microsoftアカウント削除の実行手順

Microsoftアカウントを削除する手順は、以下のとおりです。

手順	操作
1	設定アプリを開き、アカウント設定にアクセス
2	左側のメニューからメールとアカウントを選択
3	アカウントの中から削除したいMicrosoftアカウントを選択
4	削除ボタンをクリック
5	確認画面が表示されたら、削除をクリック
6	ローカルアカウントへの切り替えを促すメッセージが表示されたら、ローカルアカウントに切り替えるをクリック

【Microsoftアカウントを削除するとどうなるの？】

Microsoftアカウントを削除すると、Microsoftのサービスにサインインできなくなります。

OneDriveに保存されたファイルや、Microsoft Storeで購入したアプリにアクセスできなくなるなどの影響があります。

ローカルアカウントへの切替準備

Microsoftアカウントを削除する前に、ローカルアカウントへの切り替え準備が必要です。

ローカルアカウントへの切り替え準備を怠ると、Microsoftアカウント削除後にWindowsにサインインできなくなる可能性があります。

ローカルアカウントへの切り替え準備として、以下の手順を行います。

手順	操作
1	設定アプリを開き、アカウント設定にアクセス
2	左側のメニューからサインインオプションを選択
3	PIN、パスワード、ピクチャパスワードなど、ローカルアカウントで使用するサインイン方法を設定

【ローカルアカウントのパスワードを忘れてしまった場合は？】

パスワードを忘れてしまった場合は、パスワードのリセットを行う必要があります。

事前にパスワードリセットディスクを作成しておくことをおすすめします。

ローカルアカウントへ切り替える方法

Microsoftアカウントからローカルアカウントへの切り替えは、Windows 11の利用方法を大きく変える重要な選択です。

ローカルアカウントへ切り替えることで、Microsoftへのデータ送信を抑制し、より自由なPC環境を構築できます。

ここでは、ローカルアカウントの新規作成手順からサインイン方法、Microsoftアカウント削除後の設定確認までを解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ローカルアカウントの新規作成手順

ローカルアカウントを新規作成することで、Microsoftアカウントとの連携を解消し、PCをよりパーソナルな環境で使用できます。

ローカルアカウント作成には、いくつかの手順を踏む必要があります。

項目	説明
手順1	「スタート」メニューから「設定」アプリを開く
手順2	「アカウント」を選択し、「家族とその他のユーザー」をクリック
手順3	「その他のユーザー」の「このPCに別のアカウントを追加」をクリック
手順4	Microsoftアカウントではなくローカルアカウントを作成するため、「この人のサインイン情報がありません」を選択
手順5	「Microsoftアカウントなしでサインインする」を選択
手順6	ローカルアカウントのユーザー名、パスワード、セキュリティの質問を設定
手順7	ローカルアカウントが作成されたことを確認

ローカルアカウントの作成は、PC環境をより自由にするための第一歩と言えるでしょう。

ローカルアカウントへのサインイン方法

ローカルアカウントへのサインイン方法を理解することで、Microsoftアカウントからスムーズに移行できます。

サインイン方法の変更は簡単です。

項目	説明
手順1	Windowsのサインイン画面で、左下のサインインオプションからローカルアカウントを選択
手順2	作成したローカルアカウントのユーザー名またはパスワードを入力
手順3	サインインが完了し、ローカルアカウントでのWindows利用が開始

ローカルアカウントへのサインインは、簡単に行うことができます。

Microsoftアカウント削除後の設定確認

Microsoftアカウントを削除した後は、いくつかの設定を確認することで、ローカルアカウントでの安定したPC利用を実現できます。

これらの確認作業は、スムーズな移行のために重要です。

項目	説明
設定1	必要なデータのバックアップ: Microsoftアカウントに紐づけられたOneDriveなどのクラウドストレージから、必要なデータをローカルにバックアップ
設定2	アプリケーションのライセンス認証: Microsoft Storeで購入したアプリケーションのライセンスがローカルアカウントで有効になっているか確認
設定3	Windows Updateの設定: ローカルアカウントでもWindows Updateが正常に動作するように設定
設定4	セキュリティソフトの確認: セキュリティソフトが正常に動作しているか確認
設定5	その他のMicrosoftサービスの確認: Microsoftの他のサービス（Officeなど）がローカルアカウントで利用できるか確認

Microsoftアカウント削除後の設定確認は、ローカルアカウントへの移行を成功させるために不可欠です。

ローカルアカウント利用開始後の推奨設定

ローカルアカウントに切り替えた後も、セキュリティ設定、個人設定、バックアップ設定の見直しが重要です。

これらの設定を適切に行うことで、ローカルアカウントの利便性と安全性を最大限に引き出せます。

ここでは、セキュリティ、個人設定、バックアップ設定について解説します。

セキュリティ設定の確認と強化

ローカルアカウント利用開始後は、セキュリティ設定の確認と強化が不可欠です。

強固なパスワードの設定や、Windows Defenderなどのセキュリティソフトの活用が重要になります。

Windows 11で利用できる主なセキュリティ機能は以下の通りです。

セキュリティ機能	説明
Windows Defender	Windowsに標準搭載されているセキュリティソフト。ウイルスやマルウェアからPCを保護します。
ファイアウォール	ネットワークからの不正アクセスを防御します。
Windows Hello	指紋認証や顔認証で、パスワードレスで安全にサインインできます。
デバイスの暗号化	PCに保存されているデータを暗号化し、不正アクセスから保護します。

ローカルアカウントでもこれらの機能を活用し、セキュリティを強化しましょう。

個人設定の移行と調整

Microsoftアカウントからローカルアカウントへ移行した場合、壁紙やテーマなどの個人設定は自動的には引き継がれません。

移行作業を行い、必要に応じて調整することが推奨されます。

個人設定を移行・調整する手順は以下の通りです。

項目	手順
壁紙	デスクトップを右クリックし、「個人設定」から壁紙を変更します。
テーマ	「設定」→「個人設定」→「テーマ」から、好みのテーマを選択します。
アプリケーション	必要なアプリケーションを再インストールします。
ブラウザの設定	ブラウザ（Edge、Chromeなど）の設定（ブックマーク、拡張機能など）をインポートします。

これらの手順で、Microsoftアカウントで利用していた個人設定をローカルアカウントでも再現できます。

バックアップ設定の見直し

ローカルアカウントに切り替えた後は、バックアップ設定の見直しが重要です。

データの損失を防ぐために、定期的なバックアップを必ず設定しましょう。

Windows 11で利用できる主なバックアップ方法は以下の通りです。

バックアップ方法	説明
OneDrive	Microsoftが提供するクラウドストレージサービス。ファイルやフォルダをオンラインにバックアップできます。
ファイル履歴	Windowsに標準搭載されているバックアップ機能。特定のフォルダを定期的にバックアップできます。
システムイメージの作成	PC全体のイメージをバックアップできます。PCが起動しなくなった場合でも、バックアップ時点の状態に復元できます。
外付けHDD/SSD	外付けHDDやSSDに、ファイルやフォルダをコピーしてバックアップします。

これらの方法を組み合わせることで、ローカルアカウントでも安全にデータをバックアップできます。

よくある質問（FAQ）

Microsoftアカウントを削除する際、どのような点に注意すれば良いですか？

Microsoftアカウントを削除すると、Microsoftのサービス（OneDrive、Microsoft Storeなど）にアクセスできなくなる点に注意が必要です。

必要なデータは事前にバックアップし、Microsoft Storeで購入したアプリのライセンスがローカルアカウントで有効になっているか確認してください。

ローカルアカウントへの切り替え後、PINコードや指紋認証は使えなくなりますか？

はい、ローカルアカウントでは、PINコード、指紋認証、顔認証などの生体認証は利用できなくなります。

パスワードによるサインインに切り替える必要があります。

ローカルアカウントを作成する際、Microsoftアカウントの情報は必要ですか？

ローカルアカウントを作成する際に、Microsoftアカウントの情報は不要です。

ローカルアカウントで使用するユーザー名、パスワード、セキュリティの質問などを設定します。

ローカルアカウントでWindows Updateはできますか？

はい、ローカルアカウントでもWindows Updateは可能です。

Windows Updateの設定が正常に動作するように確認してください。

Microsoftアカウントを削除しても、アカウント自体は完全に削除されないのですか？

MicrosoftアカウントをPCから削除しても、Microsoftアカウント自体は削除されません。

Microsoftアカウントを完全に削除したい場合は、マイクロソフトのホームページから別途手続きが必要です。

ローカルアカウントに切り替えた後、セキュリティ対策はどうすれば良いですか？

ローカルアカウントでも、Windows Defenderなどのセキュリティソフトを活用し、セキュリティ設定を強化できます。

ファイアウォールの設定や、強固なパスワードの設定も重要です。

まとめ

Microsoftアカウントを削除してローカルアカウントに切り替えることは、プライバシー保護とセキュリティ向上に繋がり不可欠です。

この記事では、Windows 11でMicrosoftアカウントからローカルアカウントへ切り替える方法を解説しました。

この記事を参考に、より安全で快適なWindows環境を構築しましょう。