【Windows11】起動時にパスワード入力をしないようにするには?|簡単設定と注意点

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Windows 11 パスワード入力を省略する3つの方法

Windows 11で起動時のパスワード入力を省略すると、毎回パスワードを入力する手間が省けて便利になります。

しかし、セキュリティが低下するという課題も存在します。

特に、共有PCや機密情報を扱うPCでは、パスワード省略設定は避けるべきです。

ここでは、Windows 11でパスワード入力を省略する3つの方法を紹介します。

netplwizコマンドによる自動サインイン設定、PINコードの削除、Windows Helloの解除について、具体的な手順を解説します。

それぞれの方法には注意点があるため、確認していきましょう。

netplwizコマンドで自動サインインを設定する手順

netplwizコマンドは、Windowsのユーザーアカウント設定を管理するためのツールです。

このコマンドを使用すると、起動時のパスワード入力を省略して自動的にサインインできます。

例えば、個人のPCで他のユーザーが使用しない場合に便利です。

Windowsキー + Rキーを押し、「ファイル名を指定して実行」を開き、「netplwiz」と入力してOKをクリックします。

「ユーザーアカウント」が開くので、「ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要」のチェックを外します。

「適用」をクリックし、表示された画面に現在Windowsにサインインしているアカウントのパスワードを入力して「OK」をクリックします。

PCを再起動し、パスワードなしでサインインできることを確認しましょう。

PINコードを削除してパスワード入力を省略する手順

PINコードは、パスワードよりも短い数字でサインインできる便利な機能です。

しかし、PINコードを削除することで、パスワード入力を省略できます

例えば、頻繁にPCを起動・シャットダウンするユーザーにとって、PINコードの削除は手間を省く有効な手段となります。

「設定」アプリを開き、「アカウント」→「サインインオプション」を選択します。

「PIN(Windows Hello)」から「削除」をクリックします。

Microsoftアカウントのパスワードを入力して、PINを削除しましょう。

Windows Hello (指紋/顔認証) を解除する手順

Windows Helloは、指紋認証や顔認証でサインインできる便利な機能です。

しかし、Windows Helloを解除すると、パスワード入力を省略できます

例えば、指紋認証や顔認証の調子が悪い場合や、別のサインイン方法を試したい場合に有効です。

「設定」アプリを開き、「アカウント」→「サインインオプション」を選択します。

「指紋認証(Windows Hello)」または「顔認証(Windows Hello)」から「削除」をクリックしましょう。

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