【解決】Windows11勝手に再起動｜原因と対策、イベントログから診断

原因特定の方法とは？

Windows 11が勝手に再起動する原因を特定することは、解決への第一歩です。

イベントログの解析、ハードウェア診断、ソフトウェア要因の洗い出しを行い、再起動の原因を特定します。

各項目の詳細な手順を理解することで、根本的な解決に繋がります。

原因特定フェーズでは、再起動の原因を特定するための具体的な方法を解説します。

イベントログ 徹底解析

イベントログとは、Windowsのシステムで発生した様々なイベントの記録です。

再起動の原因を探る上で、イベントログは重要な手がかりとなります。

イベントログを解析することで、エラーや警告など、再起動直前に発生した可能性のある問題点を特定できます。

イベントログを確認する手順は以下の通りです。

項目	内容
イベントビューアーの起動	スタートメニューから「イベントビューアー」を検索して起動します。
Windowsログの確認	イベントビューアーの左側のペインで、「Windowsログ」を展開し、「システム」を選択します。
エラー・警告の確認	中央のペインにイベントログが表示されます。「レベル」列で「エラー」または「警告」と表示されているものを探します。
イベント詳細の確認	エラーや警告のイベントをクリックすると、詳細情報が表示されます。イベントID、ソース、説明などを確認し、再起動の原因に関連する情報を探します。
フィルター機能の活用	イベントログの量が多い場合は、フィルター機能を使って特定の時間帯やイベントIDで絞り込むと、効率的に原因を特定できます。

イベントログを注意深く確認することで、再起動の原因を特定するための貴重な情報が得られます。

ハードウェア診断 実践

ハードウェアの故障も、Windows 11が勝手に再起動する原因の一つです。

メモリ、ストレージ、CPUなどの主要なハードウェアを診断することで、問題のある箇所を特定できます。

診断ツールを使用したり、ハードウェアの状態を目視で確認したりすることで、故障の有無を判断します。

ハードウェア診断を行う主な方法は以下の通りです。

項目	内容
メモリ診断	Windows メモリ診断ツールを使用します。スタートメニューから「mdsched.exe」を検索して実行し、指示に従ってPCを再起動します。メモリに問題がある場合、診断結果が表示されます。
ストレージ診断	CHKDSKコマンドを使用します。コマンドプロンプトを管理者として実行し、「chkdsk C: /f /r」と入力します。ストレージにエラーがある場合、修復が試みられます。
CPU温度の確認	CPUの温度を監視するソフトウェアを使用します。HWMonitorなどのツールを使用し、CPUの温度が異常に高くなっていないか確認します。
物理的な確認	PC内部を目視で確認します。ファンが正常に回転しているか、ケーブルが正しく接続されているか、コンデンサが液漏れしていないかなどを確認します。

ハードウェア診断の結果、問題が見つかった場合は、該当する部品の交換や修理を検討する必要があります。

ソフトウェア要因 洗い出し

ソフトウェアの不具合も、Windows 11が勝手に再起動する一般的な原因です。

特に、最近インストールしたアプリケーションやドライバが問題を引き起こしている可能性があります。

ソフトウェア要因を洗い出すには、セーフモードで起動したり、クリーンブートを実行したりして、問題の原因となっているソフトウェアを特定します。

ソフトウェア要因を洗い出す手順は以下の通りです。

項目	内容
セーフモードで起動	PCをセーフモードで起動し、問題が解決するか確認します。セーフモードで問題が発生しない場合、原因はソフトウェアにある可能性が高いです。
クリーンブートの実行	システム構成ユーティリティ（msconfig.exe）を使用し、Windowsのサービスとスタートアップ項目を最小限に抑えてPCを起動します。問題が解決する場合、無効にしたサービスまたはスタートアップ項目が原因である可能性が高いです。
最近インストールしたアプリの削除	最近インストールしたアプリケーションをアンインストールし、問題が解決するか確認します。
ドライバの更新またはロールバック	デバイスマネージャーから、ドライバを更新するか、以前のバージョンにロールバックします。特にグラフィックドライバは、再起動の原因となりやすいです。

ソフトウェア要因を特定し、適切な対処を行うことで、再起動の問題を解決できる場合があります。