Windows 11 パスワード無効化のステップ

Windows 11でパスワード入力を省略すると、起動がスムーズになり、すぐに作業に取り掛かれるというメリットがあります。
しかし、一方でセキュリティリスクも高まるため、設定には注意が必要です。
特に、共有PCや外部に持ち出す可能性があるPCでは、パスワードを無効化しないことを推奨します。
netplwizを使った設定方法
netplwiz(ユーザーアカウント)は、Windows 11でユーザーアカウントの設定を管理するツールです。
例えば、ユーザーの追加、削除、パスワードの変更などが行えます。
このツールを使うことで、パスワード入力を省略する設定も簡単に行えます。
この設定を行うと、PC起動時にパスワードを入力する手間が省けますが、セキュリティが低下するという点は理解しておく必要があります。
特に、他人とPCを共有している場合や、PCを紛失・盗難された場合に、個人情報が漏洩するリスクが高まります。

netplwizって、どういう時に使うの?

ユーザーアカウントの設定をGUIで簡単に行いたい時に便利です。
設定手順は以下の通りです。
- Windowsキー + Rキーを押し、「ファイル名を指定して実行」を開く
- 「netplwiz」と入力してEnterキーを押す
- 「ユーザーアカウント」ウィンドウが開く。「このコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要」のチェックを外す
- 「OK」をクリックし、現在のアカウントのパスワードを入力して「OK」をクリック
- PCを再起動すると、パスワードなしで自動的にサインイン
ローカルアカウントへの切り替え
ローカルアカウントとは、Microsoftアカウントとは異なり、PCに紐付けられたアカウントです。
Microsoftアカウントは、Microsoftのサービス(OneDrive、Skypeなど)と連携できますが、ローカルアカウントはPC単体での利用に限定されます。
ローカルアカウントに切り替えることで、Microsoftアカウントのパスワードを入力する手間を省けますが、Microsoftのクラウドサービスとの連携が途絶えるというデメリットがあります。
特に、複数のデバイスでOneDriveを使っている場合は、ローカルアカウントに切り替えることで、ファイルの同期ができなくなる点に注意が必要です。

Microsoftアカウントからローカルアカウントに切り替えるメリットって何?

Microsoftアカウントのパスワード入力を省略できる点が最大のメリットです。
ローカルアカウントへの切り替え手順は以下の通りです。
- 「設定」アプリを開き、「アカウント」>「ユーザー情報」を選択
- 「ローカルアカウントに切り替える」をクリック
- Microsoftアカウントのパスワードを入力し、「次へ」をクリック
- ローカルアカウントのユーザー名、パスワード、パスワードのヒントを入力し、「次へ」をクリック
- 「サインアウトと完了」をクリックすると、PCが再起動し、ローカルアカウントでサインイン
自動サインイン設定の解除方法
自動サインイン設定を解除することで、PC起動時にパスワード入力を求めるようになります。
例えば、一時的にPCを他人に見せる必要がある場合や、セキュリティを高めたい場合に、この設定を解除することが有効です。
自動サインイン設定を解除すると、PC起動時に必ずパスワードを入力する必要があるため、利便性は低下します。
しかし、セキュリティリスクを考慮すると、自動サインイン設定は常に解除しておくことが望ましいと言えます。

自動サインイン設定を解除するには、どうすればいいの?

netplwizで設定を解除するか、レジストリを編集する方法があります。
自動サインイン設定の解除方法は以下の通りです。
- Windowsキー + Rキーを押し、「ファイル名を指定して実行」を開く
- 「netplwiz」と入力してEnterキーを押す
- 「ユーザーアカウント」ウィンドウが開く。「このコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要」のチェックを入れる
- 「OK」をクリック
- PCを再起動すると、パスワード入力が求められる