Windows 11アップグレード|現在のOSを確認する方法

Windows 11へのアップグレードを検討する際、現在のOSがアップグレードの対象であるか、システム要件を満たしているかを確認することが重要です。
確認を怠ると、アップグレード後に互換性の問題やパフォーマンスの低下が発生する可能性があります。
ここでは、Windowsのバージョン確認からアップグレード対象OSの確認、システム要件のチェックまで、スムーズなアップグレードのために必要な手順を解説します。
Windowsのバージョン確認手順
まず、お使いのWindowsのバージョンを確認しましょう。
Windows 11へのアップグレードが可能かどうかを判断するために、バージョン確認は不可欠です。
ここでは、具体的な手順を2つご紹介します。
- 「ファイル名を指定して実行」から確認する方法:
- キーボードのWindowsキー + Rキーを同時に押して、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
winver
と入力して「OK」をクリックすると、「Windows のバージョン情報」が表示され、現在のWindowsバージョンを確認できます。
- 「設定」から確認する方法:
- Windowsキーを押してスタートメニューを開き、「設定」をクリックします。
- 「システム」>「バージョン情報」を選択すると、デバイスの仕様とWindowsのバージョンを確認できます。

Windows 11にアップグレードしたいけど、自分のPCのOSが対応しているか不安だな…

ファイル名を指定して実行から確認する方法が簡単でおすすめです。
バージョン情報を確認することで、お使いのPCがWindows 11へのアップグレード対象であるかどうかの判断材料になります。
アップグレード対象OSの確認方法
次に、Windows 11へのアップグレード対象OSを確認しましょう。
現在お使いのOSがWindows 11への無償アップグレードの対象であるかを確認することは、アップグレードの可否を判断する上で重要です。
Windows 11へのアップグレードは、Windows 10の特定のバージョン(バージョン2004以降)を実行しているデバイスが対象でした。
ただし、無償アップグレード期間は2022年9月20日に終了しているため、現在はWindows 10の対象バージョンを実行していても、Windows 11へ無償でアップグレードすることはできません。

Windows 10を使っているけど、どのバージョンならWindows 11にアップグレードできるの?

Windows 10のバージョン2004以降であれば、アップグレードの対象でしたが、現在は無償期間が終了しています。
現在Windows 11へアップグレードするには、Windows 11のライセンスを購入する必要があります。
システム要件の確認
最後に、Windows 11のシステム要件を確認しましょう。
システム要件を満たしていない場合、Windows 11をインストールすることができません。
ここでは、Windows 11の主要なシステム要件をご紹介します。
要件 | 詳細 |
---|---|
プロセッサ | 1 GHz以上で2コア以上の64 ビット互換プロセッサまたはSystem on a Chip (SoC) |
メモリ | 4 GB |
ストレージ | 64 GB以上の記憶域 |
システムファームウェア | UEFI、セキュアブート対応 |
TPM | トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) バージョン 2.0 |
グラフィックスカード | DirectX 12 以上に対応 WDDM 2.0 ドライバー |
ディスプレイ | 9インチより大きく、720pのHD解像度 |
インターネット接続 | Microsoftアカウントとインターネット接続 |
これらの要件を満たしているか確認するには、Microsoftが提供している「PC正常性チェックアプリ」を利用するのがおすすめです。
アプリをダウンロードして実行することで、互換性の問題を診断し、アップグレードの準備が整っているかを確認できます。
システム要件を満たしているかを確認することで、Windows 11へのアップグレードが可能かどうかを判断できます。
もし要件を満たしていない場合は、ハードウェアのアップグレードを検討しましょう。