手取り18万でいくら？｜失業保険、計算方法と受給額シミュレーション

退職後の生活を支える失業保険。

手取り18万円の場合、一体いくら受給できるのか、不安に感じている方もいるのではないでしょうか。

受給額を把握することは、安心して求職活動に専念するために非常に重要です。

この記事では、手取り18万円を想定した場合の失業保険の受給額をシミュレーションします。

額面月収からの計算や、自己都合退職と会社都合退職の違いについても解説しますので、ご自身の状況に合わせて参考にしてください。

この記事でわかること

手取り18万でいくら？失業保険シミュレーション

失業保険の受給額を理解することは、退職後の生活設計において非常に重要です。

手取り18万円の場合の失業保険の受給額を把握することで、安心して求職活動に専念できます。

失業保険の受給額、手取り18万円の場合

失業保険の受給額は、離職前の給与と雇用保険の加入期間によって大きく変動します。

手取り18万円の場合、額面月収は約22.5万円と仮定し、この額面月収を基に受給額をシミュレーションします。

項目	会社都合退職の場合	自己都合退職の場合
額面月収	約22.5万円	約22.5万円
基本手当日額	約7,000円	約7,000円
給付日数	180日	90日
受給総額（概算）	約126万円	約63万円
1ヶ月あたりの支給額	約14.7万円	約14.7万円

より正確な受給額を知るためには、ハローワークで個別の状況に合わせて詳細な計算を行うことをおすすめします。

額面月収からの受給額シミュレーション

失業保険の受給額は、額面月収を基に計算される基本手当日額と給付日数によって決まります。

以下の表は、手取り額に応じた失業保険の受給額のシミュレーションです。

手取り額	失業保険支給総額（会社都合）	失業保険支給総額（自己都合）	1ヶ月あたりの支給金額	失業保険支給期間
10万円	599,700円	299,800円	93,200円	90日/180日
18万円	950,400円	475,200円	147,800円	90日/180日
20万円	1,005,600円	502,800円	156,400円	90日/180日
25万円	1,100,300円	550,100円	171,100円	90日/180日
30万円	1,132,200円	566,100円	176,100円	90日/180日

シミュレーションは、あくまで概算であり、実際の受給額はハローワークでの審査によって決定されることを念頭に置いてください。

自己都合退職と会社都合退職の違い

失業保険の給付条件は、自己都合退職と会社都合退職で大きく異なります。

項目	自己都合退職	会社都合退職
受給資格	離職日以前2年間に12ヶ月以上の被保険者期間が必要	離職日以前1年間に6ヶ月以上の被保険者期間が必要
給付制限	通常3ヶ月間の給付制限がある（2025年4月からは2ヶ月に短縮予定）	給付制限なし
給付日数	雇用保険の加入期間に応じて90日～150日	年齢と雇用保険の加入期間に応じて90日～330日

会社都合退職は、倒産や解雇など、自己の意思に反する退職の場合に該当します。

失業保険の受給額は、退職理由や雇用保険の加入期間によって大きく異なります。

ハローワークで正確な情報を確認し、計画的な求職活動を行いましょう。

失業保険の計算方法｜3ステップ

失業保険の受給額を算出するには、賃金日額、基本手当日額、受給総額の3つの要素を理解することが重要です。

これらの要素を把握することで、ご自身の受給額をより正確に把握できます。

ここでは、失業保険の計算方法を3つのステップに分けて解説します。

各ステップを理解することで、失業保険の受給額を自分で計算できるようになります。

1. 賃金日額の計算

賃金日額とは、離職日直前の6ヶ月間に支払われた賃金総額を180日で割った金額です。

この金額が、失業保険の基本となる金額を算出する基準となります。

賃金日額を計算する際には、以下の点に注意が必要です。

2. 基本手当日額の決定

基本手当日額とは、失業保険として1日に受け取れる金額です。

賃金日額に一定の給付率を掛けて算出されます。

給付率は、以下の要素によって変動します。

給付率の範囲は50%～80%となっており、具体的な金額はハローワークで確認できます。

3. 受給総額の算出方法

受給総額とは、失業保険として受け取れる金額の合計です。

基本手当日額に、失業保険の給付日数を掛けて算出します。

給付日数は、以下の要素によって変動します。

給付日数は90日～330日の範囲で決定され、具体的な日数はハローワークで確認できます。

失業保険受給額シミュレーション｜正確な計算のために

失業保険の受給額を正確に計算するためには、ハローワークでの相談が不可欠です。

理由は、個別の状況に応じた詳細な計算が必要であり、離職票の準備、ハローワークでの相談、受給資格と求職活動の注意点を理解することが重要だからです。

離職票の準備

離職票は、退職した会社から発行される書類で、失業保険の受給手続きに必須です。

離職票には、賃金や退職理由などの情報が記載されており、これに基づいて失業保険の受給額が計算されます。

離職票は通常、退職後10日～2週間程度で会社から送付されますが、届かない場合は会社に確認しましょう。

ハローワークでの相談

ハローワークでは、個別の状況に合わせて失業保険の受給額を詳細に計算してくれます。

項目	内容
正確な計算	離職票や雇用保険被保険者証などの書類に基づいて、正確な受給額を算出
個別相談	雇用保険の加入状況や退職理由、年齢などの個人的な事情を考慮したアドバイス
最新情報の提供	失業保険制度は改正されることがあるため、最新の情報を提供

ハローワークに相談する際は、離職票、雇用保険被保険者証、身分証明書、印鑑、預金通帳を持参しましょう。

受給資格と求職活動の注意点

失業保険を受給するには、求職活動を行う意思と能力があることが条件となります。

区分	内容
種類	ハローワークでの職業相談、求人応募、セミナー受講
注意点	求人情報の閲覧、就職支援サービスへの登録のみ、知人への仕事紹介依頼のみは実績にならない

また、自己都合退職の場合、受給開始まで3ヶ月間の給付制限期間があります。

ただし、2025年4月からは2ヶ月に短縮される予定です。

失業保険を受給している間は、原則としてアルバイト収入に制限がある点にも注意が必要です。

よくある質問（FAQ）

手取り18万円の場合、失業保険はいくらもらえますか？

手取り18万円の場合、会社都合退職であれば約95万円、自己都合退職であれば約47万円が失業保険として受給できる見込みです。

ただし、これはあくまで目安であり、実際の金額は個別の状況によって異なります。

失業保険の計算に必要な情報はありますか？

失業保険の計算には、離職票、雇用保険被保険者証、身分証明書、印鑑、預金通帳が必要です。

これらの書類を準備して、ハローワークで相談することをおすすめします。

失業保険の受給額はどのように決まりますか？

失業保険の受給額は、離職前の賃金（賃金日額）と雇用保険の加入期間によって決まります。

賃金日額に一定の給付率を掛けたものが基本手当日額となり、これに給付日数を掛けたものが受給総額です。

失業保険を受給するための条件はありますか？

失業保険を受給するには、ハローワークで求職の申し込みを行い、働く意思と能力があるにもかかわらず失業状態にあることが条件です。

また、離職日以前2年間に、被保険者期間が通算12ヶ月以上必要です。

自己都合退職の場合、失業保険はすぐにもらえますか？

自己都合退職の場合、失業保険の受給開始まで通常3ヶ月間の給付制限期間があります。

ただし、2025年4月からは2ヶ月に短縮される予定です。

失業保険受給中にアルバイトはできますか？

失業保険受給中にアルバイトをすることは可能ですが、収入や労働時間には制限があります。

週20時間以上勤務すると雇用保険に加入することになり、失業保険の受給資格を失う可能性があります。

まとめ

この記事では、手取り18万円の場合の失業保険の受給額についてシミュレーションしました。

ご自身の状況を把握し、安心して求職活動に専念することが重要です。

より正確な受給額を知るために、ハローワークで個別の状況に合わせて詳細な計算を行い、計画的な求職活動を進めていきましょう。