Teamsの動作が遅い、不具合が多いと感じていませんか?
本記事では、Windows、Mac、スマホのTeamsアプリのキャッシュを削除する方法を解説します。
キャッシュを削除することで、Teamsの動作が改善され、より快適に利用できるようになります。

キャッシュを削除するとどうなるの?

Teamsの動作が軽くなり、不具合が解消される可能性があります。
この記事を読めば、以下のことがわかります。
この記事でわかること
- Teamsのキャッシュ削除の重要性
- Windows、Mac、スマホ版Teamsのキャッシュ削除手順
- Teams利用をより快適にするためのヒント
Teams キャッシュ削除の重要性
Teamsの動作が遅い、または不具合が発生した場合、キャッシュの削除が有効な解決策となることがあります。
キャッシュを削除することで、Teamsのパフォーマンスを改善し、より快適な利用体験を実現できます。
Teams 動作改善の第一歩
Teamsのキャッシュとは、一時的に保存されたデータのことです。
キャッシュが蓄積されると、Teamsの動作が重くなったり、予期せぬエラーが発生したりすることがあります。
キャッシュを削除することは、これらの問題を解決するための第一歩と言えるでしょう
定期的なキャッシュクリアのすすめ
Teamsのキャッシュは、定期的にクリアすることをおすすめします。
Teamsの動作を常に快適に保つためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
キャッシュのクリアは、Teamsのパフォーマンスを維持し、不具合を未然に防ぐための有効な手段です。
Windows 版 Teams キャッシュ削除手順
Teamsの動作が重いと感じたら、キャッシュ削除を試してみましょう。
キャッシュを削除することで、Teamsの動作が軽くなり、不具合が解消される場合があります。
ここでは、Windows版Teamsのキャッシュを削除する手順について解説します。
新しいTeamsアプリとクラシック版Teamsアプリで手順が異なるため、該当する箇所をご確認ください。
新しい Teams アプリのリセット方法
新しいTeamsアプリでは、アプリのリセット機能を利用することで簡単にキャッシュを削除できます。
リセットを行うと、アプリが初期状態に戻り、キャッシュがクリアされるため、動作の改善が期待できます。
- Teamsを終了する
- Windowsの設定アプリを開き、「アプリ」>「インストールされているアプリ」を選択する
- アプリ一覧から「Microsoft Teams」を探し、「詳細オプション」をクリックする
- 「リセット」セクションにある「リセット」ボタンをクリックする
- 確認画面が表示されたら、再度「リセット」をクリックする
- Teamsを再起動する

リセットしたら、設定も初期化されるの?

設定の一部は初期化される場合がありますが、ご安心ください。
クラシック版 Teams フォルダ削除方法
クラシック版Teamsでは、特定のフォルダに保存されているキャッシュファイルを直接削除する必要があります。
この方法では、Teamsのキャッシュファイルのみを削除するため、設定などは保持されます。
- Teamsを完全に終了する
- エクスプローラーを開き、アドレスバーに「%appdata%\Microsoft\Teams」と入力してEnterキーを押す
- 表示されたフォルダ内のすべてのファイルとフォルダを削除する
- Teamsを再起動する
※上記手順でフォルダが表示されない場合は、隠しファイルが表示される設定になっているかご確認ください。

ファイルが多すぎて、どれを削除していいかわからない…

フォルダ内のファイルはすべて削除してしまって大丈夫です。
削除時の注意点
キャッシュ削除を行う際には、いくつかの注意点があります。
誤った操作を行うと、Teamsが正常に動作しなくなる可能性があるため、慎重に作業を進めるようにしましょう。
注意点 | 詳細 |
---|---|
Teamsの完全終了 | キャッシュ削除前に、Teamsが完全に終了していることを確認する(タスクトレイからも終了) |
フォルダ内のファイルをすべて削除する | 必要なファイルまで削除しないように、Teamsフォルダ以外のファイルは操作しない |
削除後の初回起動 | キャッシュ削除後、Teamsの初回起動には通常よりも時間がかかる場合がある |
新しいTeamsアプリのリセット | アプリのリセットを行うと、一部の個人設定が初期化される可能性がある |
クラシック版Teamsのサポート終了 | クラシック版Teamsは、2025年7月1日に利用できなくなるため、新しいTeamsへの移行を検討する |
Teamsのキャッシュ削除は、動作改善に有効な手段ですが、上記注意点を守り、慎重に実行しましょう。
Mac 版 Teams キャッシュ削除手順
MacでTeamsを利用している際に動作が重くなる場合、キャッシュの削除が有効です。
キャッシュとは、一時的に保存されたデータであり、蓄積されることで動作に影響を与える可能性があります。
この見出しでは、新しいTeamsとクラシック版Teamsそれぞれのキャッシュを削除する方法を説明し、スムーズなTeams利用をサポートします。
各手順を参考に、定期的なキャッシュクリアを検討してください。
新しい Teams ターミナルコマンド
新しい Teams のキャッシュを削除するには、ターミナルを使用します。
ターミナルとは、コマンドを入力してコンピュータを操作するインターフェースのことです。
以下のコマンドを実行することで、キャッシュを削除できます。
- Teamsを完全に終了させる【Teamsが完全に終了していないと、キャッシュが削除できないことがあるので注意が必要です】
- ターミナルを開く
- 以下のコマンドを順番に実行する
rm -rf ~/Library/Group Containers/UBF8T346G9.com.microsoft.teams
rm -rf ~/Library/Containers/com.microsoft.teams2

ターミナルって初めて使うけど、本当に大丈夫かな?

ターミナルへの入力は慎重に行い、コマンドを間違えないように注意しましょう。
- Teamsを再起動する
クラシック版 Teams ターミナルコマンド
クラシック版 Teams のキャッシュを削除する場合も、ターミナルを使用します。
クラシック版 Teams は、2025年7月1日に利用不可となるため、新しい Teams への移行が推奨されています。
以下の手順でキャッシュを削除します。
- Teamsを完全に終了させる【Teamsが完全に終了していないと、キャッシュが削除できないことがあるので注意が必要です】
- ターミナルを開く
- 以下のコマンドを実行する
rm -r ~/Library/Application\ Support/Microsoft/Teams
- Teamsを再起動する
実行時の注意点
Teams のキャッシュ削除を行う際には、いくつかの注意点があります。
特に、ターミナルを使用する際は、コマンドを間違えるとシステムに影響を与える可能性があるため、慎重に行ってください。
キャッシュ削除を行う上での注意点をまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
Teams の完全終了 | キャッシュ削除を実行する前に、Teams が完全に終了していることを確認する |
コマンドの正確性 | ターミナルでコマンドを実行する際は、スペルミスや不要なスペースがないか確認する |
データのバックアップ | 万が一の事態に備え、重要なデータは事前にバックアップを取っておく |
削除対象の確認 | 誤って他のファイルを削除しないように、削除対象のファイルやフォルダを事前に確認する |
不安な場合は専門家へ相談する | 自身での操作に不安がある場合は、IT 専門家やサポートに相談することを検討する |
これらの手順を踏むことで、Mac 版 Teams のキャッシュを安全に削除し、動作の改善を図ることが可能です。
スマホ版 Teams キャッシュ削除手順
Teamsのスマホアプリ版でキャッシュが溜まると、動作が重くなったり、予期せぬ不具合が発生することがあります。
スムーズなTeams利用のためには、定期的なキャッシュ削除がおすすめです。
ここでは、AndroidとiPhoneそれぞれのTeamsアプリにおけるキャッシュ削除方法を詳しく解説します。
Android 版 Teams アプリ設定
Android版Teamsアプリの設定からキャッシュを削除する手順を解説します。
この方法では、Teamsアプリ自体に保存されたキャッシュデータを直接削除できます。
- Teamsアプリを開きます。
- プロフィールアイコンをタップします。
- 「設定」>「データとストレージ」>「ストレージ」>「アプリデータをクリア」と進みます。
- 「キャッシュをクリア」を選択し、確認画面で「OK」をタップします。

スマホの設定から削除する方法もあるけど、アプリから削除する方法でいいのかな?

アプリの設定から削除する方法が簡単でおすすめです。
Android 版 デバイス設定
Androidデバイスの設定アプリからもTeamsのキャッシュを削除できます。
Teamsアプリの設定からキャッシュを削除できない場合や、より根本的にキャッシュをクリアしたい場合に有効です。
- Androidデバイスの「設定」アプリを開きます。
- 「アプリ」または「アプリと通知」をタップします。
- アプリリストから「Teams」を選択します。
- 「ストレージとキャッシュ」を選択し、「キャッシュを削除」をタップします。
iPhone 版 Teams アプリ設定
iPhone版Teamsアプリには、Android版のようなキャッシュクリア機能がありません。
そのため、「アプリのデータをクリア」という操作で、キャッシュを含むアプリ内の全データを削除する必要があります。
- Teamsアプリを開きます。
- プロフィールアイコンをタップします。
- 「設定」>「データとストレージ」>「ストレージ」>「アプリのデータをクリア」と進みます。

アプリのデータをクリアするとどうなるんだろう?

キャッシュだけでなく、アプリ内の設定やデータも初期化されるので注意が必要です。
アプリを再起動すると、再度ログインが必要になります。
各OSの注意点
スマホ版Teamsのキャッシュ削除における注意点をOS別にまとめました。
項目 | Android | iPhone |
---|---|---|
キャッシュ削除方法 | アプリ設定、デバイス設定 | アプリ設定 |
削除範囲 | アプリ設定:キャッシュのみ デバイス設定:キャッシュ | アプリ設定:キャッシュ、設定、データ |
影響 | アプリ設定:Teams動作改善 デバイス設定:Teams動作改善 | アプリ設定:再ログインが必要、設定の再設定が必要 |
定期的なキャッシュ削除で、スマホ版Teamsを快適に利用しましょう。
Teams 利用をより快適にするために
Teamsの利用体験を向上させるには、ファイル管理とアプリのアップデートが重要です。
OneDriveとSharePointの活用で効率的なファイル管理を、不要なファイルの削除でTeamsの容量を最適化し、常に最新のアプリバージョンを使用することで、最高のパフォーマンスを維持できます。
以下に、これらの要素について詳しく解説します。
OneDrive と SharePoint の活用
OneDriveとSharePointは、Microsoftが提供するクラウドストレージサービスであり、Teamsと連携することで、ファイルの共有と共同作業を効率化できます。
これらのサービスを活用することで、Teams内のファイル管理が容易になり、チーム全体の生産性向上に貢献します

OneDriveとSharePointって、どう使い分ければいいの?

OneDriveは個人のファイル管理に、SharePointはチームでのファイル共有に適しています。
不要なファイルの削除
Teamsの使用に伴い、不要なファイルが蓄積されると、Teamsの容量を圧迫し、パフォーマンス低下の原因となる可能性があります。
定期的に不要なファイルを削除することで、Teamsの動作を軽くし、必要なファイルへのアクセスを迅速化できます

どのファイルを削除すればいいか迷うな…

古いファイルや不要な会議録画、共有された一時ファイルなどが削除候補です。
アプリのアップデート
Teamsアプリは、定期的にアップデートが提供され、新機能の追加やバグ修正、セキュリティの強化が行われます。
常に最新のバージョンを使用することで、Teamsのパフォーマンスを最適化し、最新の機能を利用できます

アップデートって、いつも何が変わるの?

新機能の追加、バグ修正、セキュリティの向上が主な内容です。
よくある質問(FAQ)
- Teamsのキャッシュを削除するとどうなりますか?
-
Teamsのキャッシュを削除すると、一時的に保存されていたデータが消去され、動作が軽くなる、不具合が解消されるといった効果が期待できます。ただし、設定が初期化されたり、初回起動に時間がかかったりする場合があります。
- Teamsのキャッシュは、どのくらいの頻度で削除するのがおすすめですか?
-
Teamsの動作が遅い、または不具合が発生した場合にキャッシュ削除を試すのがおすすめです。定期的なメンテナンスとして、月に一度程度のキャッシュクリアを推奨します。
- Teamsのキャッシュを削除する際に注意することはありますか?
-
Teamsのキャッシュを削除する際は、Teamsアプリを完全に終了してから実行してください。また、誤って他のファイルを削除しないように注意が必要です。削除後、初回起動に時間がかかる場合があります。
- Teamsのキャッシュクリア後も問題が解決しない場合はどうすればいいですか?
-
Teamsのキャッシュクリアで問題が解決しない場合は、アプリのアップデート、再インストール、システムの更新、ネットワーク設定の確認、またはサポートへの問い合わせを検討してください。
- スマホ版Teamsのキャッシュを削除すると、どうなりますか?
-
Android版Teamsアプリでキャッシュを削除すると、アプリ内に保存された一時的なデータが消去され、動作が改善されることがあります。iPhone版Teamsアプリでは、「アプリのデータをクリア」を行うと、キャッシュを含むすべてのデータが削除され、再ログインが必要になります。
- OneDriveとSharePointを活用すると、Teamsの利用はどのように快適になりますか?
-
OneDriveを個人のファイル管理に、SharePointをチームでのファイル共有に活用することで、Teams内のファイル管理が容易になり、チーム全体の生産性向上に貢献します。
まとめ
Teamsのキャッシュ削除は、動作改善に有効な手段です。
この記事のポイント
- Windows、Mac、スマホのTeamsアプリでキャッシュを削除する方法
- キャッシュ削除時の注意点
- Teams利用をより快適にするためのヒント
Teamsのキャッシュを削除して、より快適にTeamsを利用しましょう。