SlackのDM(ダイレクトメッセージ)は便利ですが、プライバシーが気になる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、Slack DMが見られる条件や管理者権限の実態、監視の確認方法、プライバシー保護の対策について解説します。

「もしかして、自分のDMも誰かに見られてる?」と不安に思っているかもしれません

この記事を読めば、Slack DMのプライバシーに関する疑問を解消できます
この記事でわかること
- Slackの管理者権限の実態
- Slack DMが閲覧される条件
- DM監視の確認方法
- DMプライバシー保護の対策
Slack DM の現状
SlackのDM(ダイレクトメッセージ)は手軽で便利なコミュニケーション手段ですが、そのプライバシーについて不安を感じる人も少なくありません。
特に、管理者に見られているのではないかという疑問は、多くのユーザーが抱える共通の懸念事項です。
本記事では、Slack DMのプライバシーに関する現状を解説し、見られる可能性があるのかどうか、どのような条件で見られるのかについて詳しく解説します。
Slack DM のプライバシーに関する認識
SlackのDMは、他のユーザーとの個人的なやり取りを目的とした機能ですが、

「本当に誰にも見られていないの?」と不安に思っている人もいるはずです
〈SlackのDMのプライバシーに関する認識は、個人の利用状況や企業のポリシーによって大きく異なります〉SlackのDMのプライバシーに関する認識について、以下の点が重要です。
- 利用者の意識: DMは個人的な会話であるという認識が一般的ですが、完全にプライベートな空間であるとは限りません。
- 企業ポリシー: 企業によっては、情報漏洩対策やコンプライアンスの観点から、DMの内容を監視する場合があります。
- Slackの規約: Slackの利用規約には、DMの内容が一定の条件下で開示される可能性があることが明記されています。
DMのプライバシーに関する認識の違いから、Slackの利用において誤解やトラブルが生じることもあります。
DMを利用する際は、上記の点を考慮し、慎重なコミュニケーションを心がける必要があります。
本記事で解説する内容
この記事では、「Slack DM 見られる」という検索クエリの背景にある不安を解消するために、以下の内容を解説します。
- Slackの管理者権限の実態: 管理者はどこまでDMを見ることができるのか
- Slack DMが閲覧される条件: どのような場合にDMが閲覧される可能性があるのか
- DM監視の確認方法: 自分のDMが監視されているか確認する方法
- DMプライバシー保護の対策: DMを見られないようにするための対策
- Slack安全利用のための知識: Slackを安全に利用するための注意点
- Slack DMの適切な利用: DMを適切に利用するための心がけ
これらの内容を理解することで、SlackのDMをより安心して利用できるようになるはずです。
ぜひ最後まで読んで、Slackをより安全に活用してください。
Slack 管理者権限の実態
Slackを導入する企業が増えるにつれて、管理者権限の実態に対する関心が高まっています。
管理者はどこまでDMを閲覧できるのか、プライバシーはどのように保護されるのか、多くの疑問が寄せられています。
そこで、ワークスペース管理者とチャンネル管理者の違い、管理者が見れる範囲、そしてエンタープライズプランの権限と役割について解説していきます。
これらの情報を知ることで、Slackの管理者権限に対する理解を深め、安心して利用するための判断材料にしてください。
ワークスペース管理者とチャンネル管理者の違い
Slackには、ワークスペース管理者とチャンネル管理者の2種類の管理者権限が存在します。
それぞれの権限範囲を理解することで、Slackの管理体制がより明確になります。
- ワークスペース管理者: ワークスペース全体の管理権限を持つ
- チャンネル管理者: 特定のチャンネルの管理権限を持つ

ワークスペース管理者とチャンネル管理者って、具体的に何が違うんだろう?

ワークスペース管理者は組織全体、チャンネル管理者は特定のグループに責任を持つイメージです。
ワークスペース管理者は、ワークスペース全体のユーザー管理やセキュリティ設定など、組織全体に関わる重要な設定を行うことができます。
一方、チャンネル管理者は、特定のチャンネルのメンバー管理やトピック設定など、チャンネル内のコミュニケーションを円滑に進めるための管理を行います。
管理者が見れる範囲
管理者がどこまでDMを見ることができるのかは、多くのユーザーにとって気になる点でしょう。
Slackの管理者権限で見れる範囲は、契約プランによって異なります。
項目 | 内容 |
---|---|
パブリックチャンネル | 全てのメッセージを閲覧可能 |
プライベートチャンネル | プラスプラン以上で、Slackへの申請と承認を得ることで閲覧可能になる可能性がある |
DM | プラスプラン以上で、Slackへの申請と承認を得ることで閲覧可能になる可能性がある |
Slackでは、原則としてDMの内容はプライベートな情報として保護されています。
しかし、企業がプラスプラン以上を契約している場合、Slackへの申請と承認を得ることでDMのエクスポートが可能になり、閲覧できる可能性があります。
エンタープライズプランの権限と役割
大規模な組織向けに提供されているエンタープライズプランでは、コンプライアンスと法的保護の観点から、より高度な管理者権限が付与されています。
- コンプライアンス: 社内規定や法令遵守を徹底するための機能
- 法的保護: 訴訟や監査など、法的な手続きに対応するための機能
エンタープライズプランでは、監査ログAPIやDiscovery APIなどの機能を利用することで、社員のコミュニケーションを監視し、不正行為や情報漏洩のリスクを低減できます。
ただし、これらの機能は適切な法的権限を持つ管理者のみが使用可能であり、プライバシーへの配慮と法令遵守が求められます。
Slack DM 閲覧の条件
SlackのDM(ダイレクトメッセージ)が閲覧されるかどうかは、企業の契約プランや管理者権限によって大きく左右されます。
特に重要なのは、企業がSlackの有料プランを契約しているかどうかと、Slackへの申請・承認プロセスを経ているかどうかです
ここでは、Slack DM 閲覧の3つの重要な条件について解説します。
各条件を理解することで、SlackのDMがどのような状況で見られる可能性があるのかを把握できます。
万が一の事態に備えて、確認していきましょう。
有料プラン契約の有無
SlackのDMを閲覧するためには、企業が有料プラン(プラスプラン以上)を契約していることが不可欠です。

無料プランではDMの閲覧はできないの?

無料プランでは、管理者権限があってもDMの閲覧はできません。
有料プランに加入している場合、管理者権限を持つユーザーは、Slackへの申請と承認を得ることで、DMのエクスポートが可能になります。
無料プランでは、パブリックチャンネルのデータエクスポートのみが許可されており、DMやプライベートチャンネルのメッセージは対象外となります。
プラン | パブリックチャンネル | プライベートチャンネル | DM |
---|---|---|---|
フリー/スタンダード | エクスポート可能 | エクスポート不可 | エクスポート不可 |
プラス | エクスポート可能 | 申請と承認が必要 | 申請と承認が必要 |
Slack への申請と承認プロセス
有料プランに加入している企業でも、DMを閲覧するためには、Slackへの申請と承認が必須です。

申請すれば必ず承認されるわけではないの?

Slackはプライバシーを重視しており、DM閲覧の申請は厳格に審査されます。
Slackは、DMのプライバシー保護を重視しており、申請理由が適切であるか、エクスポートによって得られるデータが適切に管理されるかなど、厳しい審査基準を設けています。
Slackがエクスポートを認めるケースとしては、以下のような例があります。
- ハラスメントや企業秘密盗難の報告を受け、職場での調査が必要な場合
- 特定の通信内容の記録保管が義務付けられている金融サービス企業
- 訴訟や捜査により、裁判所命令でSlackの情報を開示する必要がある場合
これらのケースに該当する場合でも、申請には詳細な理由と必要な手続きが求められます。
法令遵守の要請と対応
DMの閲覧は、ハラスメント調査や情報漏洩リスクへの対応だけでなく、法令遵守の観点からも必要となる場合があります。

法令遵守のためにDMを閲覧するって、具体的にどんなケースがあるの?

例えば、裁判所命令によりSlackの情報を開示する必要がある場合などです。
近年、企業は法令遵守の重要性を強く認識しており、内部統制の強化に取り組んでいます。
SlackのDMは、従業員のコミュニケーションツールとして利用されるため、法令違反や不正行為の証拠となる可能性があります。
企業は、訴訟や捜査協力、税務調査などの際に、裁判所や監督官庁からDMの開示を求められることがあります。
このような場合、企業は法令に基づき、DMを提出する義務が生じます。
DM 監視の確認方法
DMの監視状況を確認することは、情報セキュリティを保つ上で非常に重要です。
監視状況の確認手順を知っておくことで、プライバシー保護や情報漏洩リスクの軽減に繋がります。
自身のDMがどのように扱われているのかを把握し、より安心してSlackを利用するために確認方法を理解しましょう。
ワークスペース設定ページの確認手順
ワークスペース設定ページでは、管理者がどのようなデータにアクセスできるかを確認できます。
設定ページを確認することで、自身のDMが監視されている可能性があるかどうかを判断できます。
以下に具体的な手順を示すため、順を追って確認していきましょう。
- Slackを開き、ワークスペースのドロップダウンメニューをクリックする
- 「設定と管理」から「ワークスペースの設定」を選択する
- 新しいタブでワークスペースの設定ページが開くので、「インポート/エクスポートデータ」タブをクリックする
- 「エクスポート」セクションを確認し、「管理者はどのようなデータにアクセスできますか?」という記述を探す
- 記述されている内容に応じて、DMが監視されているかどうかの判断が可能
公開データと個人データのエクスポート可否
「公開データのエクスポートが可能」と「個人データのエクスポートが可能 (条件付)」という記述は、管理者がアクセスできるデータの範囲を示しています。
これらの違いを理解することで、自身のDMがどのような状況下で監視されうるのかを把握できます。
以下にそれぞれの意味合いを解説します。
項目 | 内容 |
---|---|
公開データのエクスポートが可能 | 管理者は、パブリックチャンネルのメッセージとファイルのみをエクスポートできます。DMやプライベートチャンネルのデータはエクスポートの対象外です。 |
個人データのエクスポートが可能 (条件付) | 管理者は、条件付きでパブリックチャンネル、プライベートチャンネル、DMのすべてのデータをエクスポートできます。ただし、Slackへの申請と承認が必要であり、厳格な審査があります。 |

自分のDMが監視されているか心配…

Slackのワークスペース設定を確認して、管理者がどのようなデータにアクセスできるかを確認しましょう
確認時の留意点
ワークスペース設定ページで「個人データのエクスポートが可能 (条件付)」と表示されていても、必ずしもDMが監視されているとは限りません。
管理者によるデータエクスポートは、Slackの厳格な審査を通過する必要があるからです。
以下の点に留意して、冷静に状況を判断しましょう。
- 「個人データのエクスポートが可能 (条件付)」と表示されている場合でも、実際にエクスポートが行われているとは限りません
- 企業は、ハラスメント調査や法令遵守など、正当な理由がある場合にのみSlackにエクスポートを申請できます
- Slackは、申請内容を厳しく審査し、プライバシー侵害のリスクがないかを確認します
DM 閲覧の可能性と事例
SlackのDM(ダイレクトメッセージ)は、特定の条件下で閲覧される可能性があることを理解しておく必要があります。
それは、企業のハラスメント調査や情報漏洩リスクへの対応、訴訟対応における証拠保全など、企業が法的・倫理的な責任を果たすために必要な措置だからです。
これらの事例を詳しく見ていきましょう。
ハラスメント調査での利用
職場でのハラスメントは、企業が対応を怠ると法的責任を問われる可能性があります。

うちの会社、セクハラが多いから心配…

ハラスメント対策は、企業が安心して事業を行うための重要な取り組みです。
調査の種類 | 内容 |
---|---|
セクシャルハラスメント | 職場における性的な嫌がらせ。 |
パワーハラスメント | 地位や権力を利用した嫌がらせ。 |
精神的なハラスメント | 言葉や態度による精神的な攻撃。 |
企業はハラスメントの疑いがある場合、事実関係を調査するためにSlackのDMを閲覧することがあります。
情報漏洩リスクへの対応
情報漏洩は、企業の信頼を失墜させるだけでなく、損害賠償責任を負う可能性もあります。

会社の情報が漏れていないか心配だわ

情報漏洩のリスクを早期に発見し、被害を最小限に抑えるために、DMの監視は重要な手段となります。
情報漏洩の種類 | 内容 |
---|---|
顧客情報の漏洩 | 顧客の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、クレジットカード情報などが漏洩するケース。 |
営業秘密の漏洩 | 企業の製品や技術に関する情報、顧客リスト、販売戦略などが漏洩するケース。 |
個人情報の漏洩 | 従業員の氏名、住所、給与、健康状態などの情報が漏洩するケース。 |
機密文書や設計図の漏洩 | 企業の内部文書や製品の設計図などが漏洩するケース。 |
不正アクセスによる漏洩 | 外部の第三者が企業のシステムに侵入し、情報を盗み出すケース。 |
企業は情報漏洩の兆候を検知した場合、原因究明のためにSlackのDMを閲覧することがあります。
訴訟対応における証拠保全
訴訟において、SlackのDMは重要な証拠となることがあります。

もし裁判になったら、SlackのDMは証拠になるのかな?

SlackのDMは、訴訟における証拠として、事実関係の立証に役立ちます。
証拠の種類 | 内容 |
---|---|
DM | 当事者間のやり取りの内容。 |
ファイル | DMで共有されたファイル(画像、動画、ドキュメントなど)。 |
ログ | DMの送受信日時、参加者などの情報。 |
その他 | DMに関連する情報(例:DMの内容に関する証言、DMの内容を裏付ける他の証拠など)。 |
企業は訴訟に備え、SlackのDMを保全することがあります。
SlackのDMは、特定の条件下で閲覧される可能性があるものの、それは企業が法的・倫理的な責任を果たすためであることを理解しておきましょう。
DM プライバシー保護の対策
Slack DMのプライバシー保護は、安心してコミュニケーションを取るために非常に重要です。
メッセージ削除の注意点、社内ポリシーとSlack利用規約の確認、そしてエンドツーエンド暗号化 (E2EE) の将来性について理解することで、より安全にSlack DMを利用できます。
DMのプライバシーを守り、安心してSlackを活用しましょう。
メッセージ削除の注意点
Slackでメッセージを削除する際、完全に削除されたと思い込まないようにしましょう。
削除されたメッセージは、条件によっては管理者によって復元される可能性があるからです。

削除すれば安心、というわけではないんですね

削除しても、企業のポリシーや法的要件によってはログが残る場合があることを覚えておきましょう
項目 | 詳細 |
---|---|
削除方法 | メッセージを右クリックし、「メッセージを削除」を選択 |
削除の範囲 | 自分が送信したメッセージのみ削除可能 |
管理者による復元 | プラスプラン以上では、Slackへの申請と承認を経て管理者によるエクスポートが可能 |
削除メッセージの扱い | エクスポートされた場合、削除されたメッセージも含まれる可能性がある |
対策 | 機密情報や個人的な内容はDMでやり取りしない、または送信前に内容をよく確認する |
メッセージを削除する際には、これらの注意点を理解しておくことが重要です。
社内ポリシーと Slack 利用規約の確認
Slackを安全に利用するためには、社内ポリシーとSlackの利用規約を必ず確認しましょう。
社内ポリシーには、情報セキュリティに関する規則やDMの利用に関するルールが明記されていることがあります。

Slackの利用規約って、ちゃんと読んだことないかも…

Slackの利用規約には、データの取り扱いやプライバシーに関する重要な情報が記載されていますよ
項目 | 詳細 |
---|---|
社内ポリシー | DMの利用に関するルール、情報セキュリティに関する規則、コンプライアンスに関する事項 |
Slack利用規約 | データの取り扱い、プライバシーポリシー、禁止事項、著作権に関する規定 |
確認の重要性 | 許可されている範囲の把握、禁止事項の認識、情報漏洩リスクの低減 |
確認方法 | 社内ポリシーは、社内ポータルや人事部で確認。Slack利用規約は、Slack公式サイトで確認 |
ポリシー遵守の重要性 | 法令遵守、企業倫理の遵守、情報セキュリティの確保 |
社内ポリシーとSlackの利用規約を確認し遵守することで、リスクを回避し安全なSlack利用を心がけましょう。
エンドツーエンド暗号化 (E2EE) の将来性
Slackは、現在エンドツーエンド暗号化 (E2EE) を標準機能として提供していませんが、将来的な実装が期待されています。
E2EEが実装されれば、より高度なセキュリティを確保できるようになるでしょう。

E2EEって難しそうだけど、どんなメリットがあるの?

E2EEが実装されれば、DMの内容が送信者と受信者以外には解読できなくなるので、セキュリティが大幅に向上します
項目 | 詳細 |
---|---|
エンドツーエンド暗号化 (E2EE) | メッセージが送信者のデバイスで暗号化され、受信者のデバイスでのみ復号化される仕組み |
現在の状況 | Slackは現在、E2EEを標準機能として提供していない |
今後の見込み | 将来的な実装が期待されている |
メリット | セキュリティの向上、情報漏洩リスクの低減、プライバシー保護の強化 |
注意点 | E2EEが実装されても、すべての情報が完全に保護されるわけではない |
E2EEの実装によって、Slack DMのセキュリティはさらに向上すると考えられます。
Slack 安全利用のための知識
Slackを安全に利用するためには、組織全体での共通認識と対策が不可欠です。
Slackの安全利用に関する知識を深めることは、情報漏洩リスクを低減し、安心してコミュニケーションを取るために重要です。
社内ガイドライン、個人情報・機密情報の取り扱い、誤送信防止策を徹底することで、より安全にSlackを活用できます。
社内ガイドラインの重要性
社内ガイドラインは、Slackを安全に利用するための共通ルールです。
ガイドラインを定めることで、情報セキュリティ意識の向上やリスクの低減につながります。

Slackのガイドラインって、どんなことを決めればいいんだろう?

Slackの利用目的や、情報共有の範囲などを明確にすることで、安全性が高まりますよ。
社内ガイドラインの項目は以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
利用目的 | Slackを何のために利用するのかを明確にする。コミュニケーションの円滑化、情報共有の促進など。 |
情報共有の範囲 | パブリックチャンネルとプライベートチャンネルの使い分け、DMの利用に関するルールを定める。 |
ファイル共有 | 共有するファイルの形式やファイル名に関するルール、機密情報を含むファイルの取り扱いについて定める。 |
パスワード | パスワードの強度に関するルール、定期的なパスワード変更の推奨。 |
アカウント管理 | アカウントの作成・削除に関するルール、退職者のアカウント停止手順。 |
セキュリティに関する注意点 | フィッシング詐欺対策、不審なURLやファイルへのアクセス禁止、情報漏洩防止のための注意喚起。 |
その他 | Slackの利用に関するその他のルールや注意点。絵文字やスタンプの利用に関するルール、ハラスメント防止に関する注意喚起など。 |
社内ガイドラインを作成し、従業員に周知することで、Slackをより安全に利用できます。
個人情報と機密情報の取り扱い
Slackで個人情報や機密情報を取り扱う際には、細心の注意が必要です。
不適切な取り扱いは、情報漏洩につながる可能性があります。

Slackで顧客の情報をやり取りすることがあるけど、セキュリティ面で不安があるな…

Slackのセキュリティ機能を活用したり、情報共有の範囲を限定することで、リスクを軽減できます。
個人情報・機密情報の取り扱いに関する注意点は以下の通りです。
注意点 | 内容 |
---|---|
DMでのやり取りを避ける | DMでの個人情報や機密情報のやり取りは、可能な限り避ける。 |
ファイル共有時の注意 | 個人情報や機密情報を含むファイルを共有する際は、アクセス権を制限する。 |
チャンネルのアクセス制限 | チャンネルのアクセス権を適切に設定し、関係者以外のアクセスを制限する。 |
情報の暗号化 | 個人情報や機密情報を暗号化して保存する。 |
定期的な見直し | 個人情報や機密情報の取り扱いに関するルールを定期的に見直し、必要に応じて改善する。 |
教育・研修 | 従業員に対して、個人情報や機密情報の取り扱いに関する教育・研修を実施する。 |
監査ログの確認 | Slackの監査ログを定期的に確認し、不審なアクセスがないか監視する。 |
セキュリティ機能の活用 | Slackの提供するセキュリティ機能を活用し、情報漏洩リスクを低減する。 |
外部サービスとの連携 | Slackと外部サービスを連携する際は、セキュリティリスクを評価し、適切な対策を講じる。 |
インシデント発生時の対応 | 情報漏洩などのインシデントが発生した場合の対応手順を整備する。 |
これらの注意点を守り、個人情報と機密情報を適切に管理することで、情報漏洩のリスクを最小限に抑えることが可能です。
誤送信防止策の徹底
Slackでの誤送信は、情報漏洩につながる可能性があります。
送信前に内容をよく確認するだけでなく、誤送信を防止するための仕組みを導入することが重要です。

うっかりDMを間違った人に送ってしまった経験があるから、誤送信対策は徹底したいな…

Slackの送信取消機能や、送信前の確認を促すツールなどを活用すると良いでしょう。
誤送信防止策としては、以下のものが挙げられます。
対策 | 内容 |
---|---|
送信前の確認 | 送信前に、宛先や内容を必ず確認する。 |
送信取消機能の活用 | 送信後、一定時間内であればメッセージを取り消せる機能を利用する。 |
宛先確認ツールの導入 | 宛先が正しいか確認するツールを導入する。 |
チャンネル名の明確化 | チャンネル名を明確にし、誤ったチャンネルへの投稿を防ぐ。 |
DMの宛先表示を大きくする | DMの宛先表示を大きくするなど、視覚的にわかりやすくする。 |
重要情報の送信制限 | 重要情報を含むメッセージの送信を制限する。 |
社内での注意喚起 | 誤送信のリスクについて、社内で注意喚起を行う。 |
セキュリティ教育の実施 | 従業員に対して、セキュリティ教育を実施し、情報セキュリティ意識を高める。 |
定期的な訓練 | 誤送信を想定した訓練を実施し、対応手順を確認する。 |
システム的な対策 | システム的に、誤送信を防止する仕組みを導入する。 |
緊急連絡体制の整備 | 誤送信が発生した場合の緊急連絡体制を整備する。 |
これらの対策を組み合わせることで、Slackでの誤送信リスクを大幅に低減できます。
Slack DM の適切な利用
SlackのDM(ダイレクトメッセージ)は手軽で便利なコミュニケーション手段ですが、適切な利用を心がけることが重要です。
業務効率化に貢献する一方で、プライバシーへの配慮も欠かせません。
以下に、Slack DMを安心して利用するためのポイントを解説します。
Slack DMをより効果的に活用するために、ぜひ参考にしてください。
業務効率化への貢献
Slack DMは、特定の相手と迅速かつ直接的なコミュニケーションを取るのに最適なツールです。
プロジェクトに関する相談や個人的な連絡など、様々な用途で活用できます。
情報共有の効率化と迅速な意思決定に貢献します。

DMって便利だけど、使いすぎると情報が分散しちゃうよね。

確かに。パブリックチャンネルでの情報共有を基本としつつ、DMを適切に使い分けるのが重要ですね。
活用例 | メリット |
---|---|
プロジェクトメンバーへの個別連絡 | 迅速な情報伝達、緊急性の高い連絡に適している |
会議の日程調整 | 参加者の都合を個別に確認し、スムーズな日程調整が可能 |
ちょっとした質問や相談 | 気軽に質問でき、問題解決のスピードアップに繋がる |
センシティブな情報の共有 | 特定の相手にのみ情報を伝えたい場合に適している |
Slack DMは、業務効率化に大きく貢献する一方で、情報共有の偏りやコミュニケーション不足を招く可能性もあります。
適切な利用を心がけましょう。
プライバシー理解の重要性
Slack DMを利用する上で、プライバシーに関する理解は非常に重要です。
DMの内容は、状況によっては管理者や第三者に見られる可能性があることを認識しておく必要があります。

DMって、どこまでプライベートが守られるんだろう?

Slackの管理者権限や利用規約を理解し、慎重に利用することが大切です。
項目 | 内容 |
---|---|
管理者権限 | ワークスペースの管理者や特定の権限を持つユーザーは、DMの内容を閲覧できる場合があります |
利用規約 | Slackの利用規約には、DMの取り扱いに関する規定があります。定期的に確認し、理解を深めることが重要です |
セキュリティ設定 | Slackには、DMのセキュリティを高めるための設定がいくつか用意されています。必要に応じて活用し、プライバシーを保護しましょう |
情報漏洩のリスク | DMの内容が情報漏洩に繋がる可能性も考慮する必要があります。個人情報や機密情報など、取り扱いには十分注意が必要です |
Slack DMは、便利なコミュニケーションツールである一方で、プライバシーに関するリスクも伴います。
プライバシー保護への意識を高め、安全に利用しましょう。
安心利用のための心がけ
Slack DMを安心して利用するためには、いくつかの心がけが重要です。
社内ガイドラインの確認や情報セキュリティに関する知識の習得など、日頃から意識しておくべきことがあります。

DMを安心して使うためには、どんなことに気を付ければいいのかな?

会社のルールを守り、情報セキュリティの知識を身につけることが大切です。
心がけ | 内容 |
---|---|
社内ガイドラインの確認 | 会社のSlack利用に関するガイドラインを確認し、DMの利用に関するルールを把握する |
情報セキュリティに関する知識の習得 | 個人情報や機密情報の取り扱いに関する注意点や、フィッシング詐欺などのセキュリティリスクについて学ぶ |
誤送信対策の徹底 | DMを送信する前に、宛先や内容をよく確認する。特に、機密情報を含む場合は注意が必要です |
不審なURLやファイルへの警戒 | DMで送られてきたURLやファイルには、安易にアクセスしない。不審な場合は、送信者に確認するか、管理者に報告する |
業務時間外のDM送信は控える | 緊急性の高い連絡を除き、業務時間外のDM送信は控える。相手のプライベートな時間を尊重しましょう |
Slack DMを安心して利用するためには、利用者一人ひとりが情報セキュリティに対する意識を高め、適切な利用を心がけることが重要です。
よくある質問(FAQ)
- Slack DMは誰に見られる可能性がありますか?
-
Slack DMは、ワークスペースの管理者や、特定の条件下でSlack社に承認されたユーザーによって閲覧される可能性があります。
- Slack管理者はどこまでDMを見ることができますか?
-
Slackの管理者権限で見れる範囲は、契約プランによって異なり、有料プラン(プラスプラン以上)を契約している場合、Slackへの申請と承認を得ることでDMを閲覧できる可能性があります。
- 自分のSlack DMが監視されているか確認する方法はありますか?
-
ワークスペース設定ページで、管理者がどのようなデータにアクセスできるかを確認できます。「公開データのエクスポートが可能」と表示されている場合はDMは監視されていませんが、「個人データのエクスポートが可能 (条件付)」と表示されている場合は、DMも監視できる状況にある可能性があります。
- Slack DMを見られないようにするための対策はありますか?
-
送信したメッセージをすぐに削除することで、エクスポートされたとしても削除された状態で取得され、見られないようにすることができます。
- SlackでDM等を監視するための条件は何ですか?
-
Slackでプライベートメッセージを監視するには、プラスプランへの加入、Slackへの申請とデジタルサインへの署名、Slack側からの申請承認、ワークスペースの管理者であることが必要です。
- どのような場合にSlack DMの閲覧が認められますか?
-
Slackは、ハラスメントや企業秘密の盗難の報告を受け、職場での調査を行う必要がある場合、特定の通信内容の記録保管が規制により義務付けられている金融サービス企業、訴訟や捜査により、裁判所命令でSlackの情報を開示しなければならない場合などに、コーポレートエクスポートを認めています。
まとめ
SlackのDM(ダイレクトメッセージ)のプライバシーについて、この記事では現状から具体的な対策までを解説しました。
この記事のポイント
- Slackの管理者権限の実態、DMが閲覧される条件、監視の確認方法を理解することが重要です。
- DMプライバシー保護のため、メッセージ削除の注意点や社内ポリシーの確認を行いましょう。
- Slackを安全に利用するために、社内ガイドラインの遵守や誤送信防止策を徹底しましょう。
DMの適切な利用を心がけ、より安全で快適なSlack環境を構築していきましょう。