残湯サーミスター交換｜費用相場と自分で交換する注意点

給湯器からお湯が出ない、温度が安定しないなどのトラブルでお困りではありませんか？もしかしたら、残湯サーミスターの故障が原因かもしれません。

故障を放置すると、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。

この記事では、残湯サーミスターの交換にかかる費用相場と、DIYで交換する際のリスクについて詳しく解説します。

費用の目安を知り、安全な方法で修理または交換を検討しましょう。

この記事でわかること

残湯サーミスター交換の費用相場と注意点

残湯サーミスターの交換は、給湯器の正常な機能回復に不可欠です。

故障を放置すると、お湯が出なくなる、温度が不安定になるなどの生活に支障をきたす可能性があります。

ここでは、業者に依頼した場合の費用相場と、DIYで交換する際のリスクについて解説します。

費用の目安を知り、安全な方法で修理または交換を検討しましょう。

残湯サーミスター故障時の症状

残湯サーミスターは、給湯器内の残り湯の温度を感知する重要なセンサーです。

故障すると、給湯器の動作に異常が生じ、日常生活に支障をきたす可能性があります。

具体的な症状を把握することで、早期対応につなげましょう。

症状	詳細
お湯が出ない	給湯器が温度を正確に認識できないため、お湯を沸かすことができない
温度が不安定になる	サーミスターの誤った温度情報により、給湯温度が急に熱くなったり、冷たくなったりする
リモコンにエラーコードが表示される	故障を示すエラーコード（パナソニックのエコキュートの場合は「F38」など）が表示される

業者依頼費用の相場

給湯器の修理を業者に依頼する場合、費用相場を把握しておくことは重要です。

費用の内訳を知ることで、適正な価格で依頼できるだけでなく、不要な出費を抑えることにもつながります。

ここでは、業者に依頼した場合の費用相場と、費用の内訳について解説します。

項目	金額（目安）	詳細
部品代	5,000円～10,000円程度	残湯サーミスター本体の費用。メーカーや機種によって異なる
技術料	8,000円～20,000円程度	業者の作業料金。故障箇所の特定、部品交換作業など
出張費	3,000円～5,000円程度	業者の移動にかかる費用。距離や時間帯によって変動
合計	14,000円～35,000円程度
メーカー修理	22,000円～39,000円程度（パナソニックの場合）	メーカーに直接依頼する場合は、部品代、技術料、出張費が含まれる
その他	17,000円～66,000円程度（ダイキン、三菱の場合）	修理内容や業者によって金額が大きく異なる場合がある

業者に依頼する場合は、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが大切です。

DIY交換のリスク

DIYで残湯サーミスターを交換することは、費用を抑えることができる可能性があります。

しかし、専門知識や技術がない場合、重大な事故につながるリスクも伴います。

安全に交換作業を行うためには、リスクを十分に理解しておくことが重要です。

リスク	詳細
感電の危険	給湯器は電気製品であるため、感電の危険があります。漏電している場合、死亡事故につながる可能性も
水漏れの危険	給湯器の配管を誤って外した場合、水漏れが発生する可能性があります。住宅を損傷させるだけでなく、水道代もかかる
給湯器の故障	部品を破損させたり、配線を間違えたりした場合、給湯器を故障させてしまう可能性があります。修理費用が高額になることも
火災の危険	配線を間違えた場合、ショートや発火の危険があります。重大な事故につながる可能性も
資格の必要性	感電や漏電のリスクがあるため、電気工事士の資格が必要になる可能性があります

給湯器の残湯サーミスターとは

給湯器の残湯サーミスターは、お湯の温度を管理する非常に重要な部品です。

故障するとお湯が出なくなる、温度が不安定になるといった問題が発生するため、その役割と場所、エラーコードの種類を理解しておくことが大切です。

ここでは、残湯サーミスターの役割、場所、エラーコードの種類について解説します。

残湯サーミスターについて理解を深め、故障時の対応に役立てましょう。

サーミスターの役割

サーミスターは、温度を測るセンサーの一種で、温度によって電気抵抗が変化する性質を利用しています。

給湯器内には複数のサーミスターが設置されており、それぞれ異なる役割を担っています。

残湯サーミスターの場所

残湯サーミスターは、貯湯タンク内の上部に設置されていることが多いです。

貯湯タンク内の残り湯の温度を測り、その情報を給湯器の制御基板に送る役割があります。

正確な場所はメーカーや機種によって異なるため、取扱説明書を確認するか、メーカーに問い合わせるのが確実です。

エラーコードの種類

給湯器に異常が発生した場合、リモコンにエラーコードが表示されます。

残湯サーミスターの異常を示すエラーコードは、メーカーによって異なりますが、以下のような例があります。

メーカー	エラーコード	内容
パナソニック	F38	貯湯タンク内の残り湯温度を測るサーミスタ（温度センサー）の異常
ダイキン	H6	貯湯ユニットのサーミスタ異常

エラーコードが表示された場合は、取扱説明書を確認し、該当するエラーの内容と対処法を確認しましょう。

エラーが解消しない場合は、専門業者に修理を依頼する必要があります。

給湯器修理業者選びのポイント

給湯器修理業者を選ぶ際、最も重要なのは複数の業者から見積もりを取り、比較検討することです。

これにより、相場を把握し、適切な価格で信頼できる業者を見つけることができます。

ここでは、優良な業者を見つけるために重要な3つのポイントを紹介します。

各ポイントを参考に、ご自身の状況に合った業者を選びましょう。

複数の業者から見積もり

給湯器の修理や交換を依頼する際、複数の業者から見積もりを取ることは費用を抑える上で非常に重要です。

なぜなら、業者によって料金設定が異なり、同じ修理内容でも数万円の差が出ることがあるからです。

最低3社から見積もりを取り、料金だけでなく、対応の速さや丁寧さも比較検討しましょう。

見積もりの内訳確認

見積もりを確認する際、内訳が明確になっているかを必ず確認しましょう。

部品代、作業費、出張費など、何にどれだけの費用がかかるのかを把握することで、不当な請求を防ぐことができます。

不明な点があれば、遠慮せずに業者に質問し、納得のいく説明を受けるようにしましょう。

アフターフォローの有無

給湯器の修理後、万が一不具合が発生した場合に備えて、アフターフォローの有無を確認しておくことが重要です。

保証期間や保証内容、対応時間などを確認し、安心して依頼できる業者を選びましょう。

アフターフォローが充実している業者は、信頼性が高く、長期的な視点で見ても安心です。

よくある質問（FAQ）

残湯サーミスターの交換費用はどのくらいですか？

業者に依頼した場合、残湯サーミスターの交換費用の相場は14,000円～35,000円程度です。

部品代、技術料、出張費が含まれています。

DIYで残湯サーミスターを交換できますか？

DIYでの交換は推奨されません。

感電や水漏れ、給湯器の故障といったリスクがあり、専門知識と技術が必要です。

残湯サーミスターが故障するとどうなりますか？

お湯が出なくなる、温度が不安定になる、リモコンにエラーコードが表示されるなどの症状が現れます。

給湯器のエラーコード「F38」は何を意味しますか？

パナソニックのエコキュートの場合、「F38」は貯湯タンク内の残り湯温度を測るサーミスタ（温度センサー）の異常を示します。

給湯器修理業者を選ぶ際のポイントは？

複数の業者から見積もりを取り、見積もりの内訳を確認し、アフターフォローの有無を確認することが重要です。

残湯サーミスターはどこにありますか？

貯湯タンク内の上部に設置されていることが多いです。

メーカーや機種によって場所が異なるため、取扱説明書を確認してください。

まとめ

給湯器の残湯サーミスターの交換は、お湯の温度を正常に保つために非常に重要です。

故障するとお湯が出なくなったり、温度が不安定になるなどの問題が発生し、日常生活に支障をきたす可能性があります。

この記事を参考に、お困りの際は専門業者への依頼を検討し、安全かつ適切な修理を行いましょう。