【iPhoneマクロ】初心者向け｜設定から撮影テクニック、おすすめアクセサリーまで徹底解説

2025年3月24日2025年5月21日

iPhoneマクロ撮影で、肉眼では捉えきれない微細な世界を鮮やかに写し出してみませんか？普段何気なく見ている花や昆虫、小物などが、まるで別世界のように鮮やかに写し出され、新たな発見に繋がります。

この記事では、iPhoneでのマクロ撮影を始めるための設定から、撮影テクニック、おすすめアクセサリーまでを徹底解説します。

設定を見直すことで、iPhoneのカメラ機能を最大限に活用し、普段見慣れた被写体も全く新しい表情を見せてくれるでしょう。

この記事でわかること

マクロ撮影の設定方法
おすすめマクロレンズ
撮影テクニック
編集・加工のコツ

iPhoneマクロ撮影の世界へようこそ

iPhoneのマクロ撮影は、普段見慣れた景色の中に隠された新たな魅力を発見できる機能です。

この記事では、iPhoneでマクロ撮影を始めるための第一歩として、設定方法や撮影の準備について解説します。

各見出しでは、さらに具体的な撮影テクニックや、より美しい写真を撮るためのヒントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

日常を鮮やかに変える一枚

iPhoneのマクロ撮影機能を使うと、普段何気なく見ている花や昆虫、小物などが、まるで別世界のように鮮やかに写し出されます。

花びらの繊細な質感や、昆虫の細かな模様など、肉眼では捉えきれないディテールを鮮明に記録することが可能です。

例えば、庭に咲く花をマクロ撮影すれば、その美しさを再発見できるかもしれません。

また、料理の写真をマクロで撮れば、素材の持つ色鮮やかさや質感をより魅力的に表現できます。

肉眼で見えない美しさの発見

マクロ撮影の醍醐味は、肉眼では見過ごしてしまうような微細な世界を捉えられることです。

例えば、雪の結晶の形や、植物の葉脈の構造など、普段意識することのないミクロの世界を観察できます。

また、水滴を使った撮影では、光の屈折や反射を利用して、幻想的な写真を撮ることも可能です。

身の回りのものをじっくり観察し、マクロレンズを通して新たな発見をすることで、写真撮影の楽しさがさらに広がります。

iPhoneマクロ撮影の設定と基本

iPhoneでマクロ撮影を始めるには、対応機種の確認と設定の見直しが不可欠です。

これらの準備をすることで、iPhoneのカメラ機能を最大限に活用し、美しいマクロ写真を撮影できるようになります。

ここでは、iPhoneでマクロ撮影を始めるための設定と基本的な手順について解説します。

対応機種の確認

iPhoneでマクロ撮影をするには、iPhone 13 Pro以降のモデルが必要です。

これらのモデルには、超広角レンズが搭載されており、被写体に2cmまで近づいての撮影が可能です。

項目	内容
対応機種	iPhone 13 Pro, iPhone 13 Pro Max, iPhone 14 Pro, iPhone 14 Pro Max, iPhone 15 Pro, iPhone 15 Pro Max
超広角レンズ	搭載
最短撮影距離	2cm

標準カメラアプリの設定変更

iPhoneの標準カメラアプリでマクロ撮影を行うためには、いくつかの設定変更が必要です。

「設定」アプリから「カメラ」を選択し、「マクロ撮影コントロール」をオンにすることで、マクロモードを手動で切り替えることが可能になります。

「設定」アプリを開く
「カメラ」を選択
「マクロ撮影コントロール」をオンにする

マクロモード切り替えのコツ

iPhoneが被写体に近づくと、自動でマクロモードに切り替わります。

しかし、意図しないタイミングで切り替わる場合もあります。

その際は、画面に表示されるマクロコントロールボタンを使って、手動で切り替えることが可能です。

勝手にマクロモードになるのを防ぎたいな

マクロコントロールをオフにすれば、通常モードで撮影できるよ！

フォーカスロックと露出調整

マクロ撮影では、ピント合わせと露出調整が非常に重要です。

画面を長押ししてAE/AFロックをすることで、ピントと露出を固定し、より安定した撮影ができます。

また、画面をタップして露出を調整することも可能です。

iPhoneマクロレンズ活用術

iPhoneでマクロレンズを活用することで、肉眼では捉えられない微細な世界を鮮明に記録できます。

マクロレンズを使用することで、普段見慣れた被写体も全く新しい表情を見せてくれるでしょう。

ここでは、マクロレンズの種類から選び方、装着方法、注意点まで、iPhoneでのマクロ撮影を最大限に楽しむための情報を網羅的に解説します。

ぜひ、この記事を参考に、iPhoneマクロ撮影の世界を深く探求してみてください。

種類	メリット	デメリット	おすすめのユーザー
クリップ式	取り付け・取り外しが簡単、様々な機種に対応可能、価格が手頃	レンズの位置調整が難しい場合がある、iPhone本体のカメラ性能に依存する	とにかく手軽にマクロ撮影を試したい人
専用ケース一体型	レンズ位置が安定、iPhoneのデザインを損ねない	対応機種が限られる、クリップ式に比べて価格が高い傾向がある	iPhoneのデザインを重視する人
レンズアタッチメント	高倍率での撮影が可能、画質が良い傾向がある	専門知識が必要、価格が高い	より本格的なマクロ撮影に挑戦したい人

レンズ選びのポイント

マクロレンズを選ぶ際には、倍率、画質、使いやすさなどが重要なポイントとなります。

特に、iPhoneの機種や撮影する被写体に合わせて、最適なレンズを選ぶことが大切です。

倍率: どの程度まで被写体を拡大できるか
画質: 解像度が高く、歪みの少ないレンズを選ぶ
使いやすさ: 取り付け・取り外しが簡単か、ピント調整がしやすいか
対応機種: 自分のiPhoneの機種に対応しているか

マクロレンズ装着方法

クリップ式のマクロレンズは、iPhoneのカメラレンズに合わせて挟むだけで簡単に装着できます。

レンズの位置がずれていないか確認し、しっかりと固定してから撮影を行いましょう。

レンズとiPhoneのカメラレンズの位置を合わせる
クリップで挟んで固定する
ピントが合うか確認する
必要に応じて位置を調整する

クリップ式レンズの注意点

クリップ式のマクロレンズは手軽に使える一方で、レンズがずれやすい、光量が不足しやすいなどの注意点があります。

これらの点に注意して、より美しいマクロ写真を撮影しましょう。

レンズのずれ: 撮影中にレンズがずれることがあるため、こまめに位置を確認する
光量不足: マクロ撮影では光が不足しがちなので、ライトやレフ板を活用する
iPhoneとの相性: iPhoneの機種によっては、レンズが干渉して装着できない場合がある

iPhoneマクロ撮影テクニック

iPhoneでマクロ撮影を成功させるには、光、構図、ピント、手ブレという4つの要素を理解し、それぞれ適切な対策を講じることが重要です。

これらのテクニックを組み合わせることで、iPhoneでも一眼レフカメラに匹敵するようなクオリティの高いマクロ写真を撮影できます。

以下に、それぞれの要素について詳しく解説します。

光のコントロール

マクロ撮影では、被写体に十分な光を当てることが非常に重要です。

光の量だけでなく、その質や角度も写真の仕上がりに大きく影響します。

太陽光が利用できる場合は、午前中や夕方の柔らかい光がおすすめです。

直接的な太陽光は強すぎるため、レースカーテンやトレーシングペーパーなどで拡散させると、より自然な仕上がりになります。

光が足りない場合は、LEDライトやリングライトなどの照明器具を使用しましょう。

照明器具を使用する際は、光の当たる角度にも注意が必要です。

被写体の正面から光を当てると、平坦な印象の写真になりがちです。

斜めから光を当てることで、被写体の立体感を引き出すことができます。

構図の工夫

マクロ撮影では、構図によって写真の印象を大きく変えることができます。

日の丸構図は、被写体を画面の中心に配置する最も基本的な構図です。

被写体を際立たせたい場合に有効ですが、単調になりがちという側面もあります。

三分割構図は、画面を縦横に3分割し、その交点に被写体を配置する構図です。

バランスの取れた写真になりやすく、初心者でも簡単に使えるテクニックです。

また、背景を意識することも重要です。

背景に余計なものが写り込んでいると、被写体が目立たなくなってしまいます。

背景をぼかしたり、単色の背景を選んだりすることで、被写体をより際立たせることができます。

ピント合わせの極意

マクロ撮影において、ピント合わせは最も重要な要素の一つです。

被写界深度が非常に浅くなるため、わずかなピントのずれが写真全体のクオリティを大きく左右します。

iPhoneのカメラアプリには、タップしてピントを合わせる機能があります。

ピントを合わせたい箇所をタップすることで、その場所に正確にピントを合わせることができます。

また、フォーカスロック機能も活用しましょう。

フォーカスロックとは、一度ピントを合わせた場所からカメラを動かしても、ピントが固定されたままになる機能です。

被写体の位置を変えずに構図を調整したい場合に便利です。

より正確なピント合わせを行うためには、マニュアルフォーカスアプリを使用することも有効です。

マニュアルフォーカスアプリを使えば、より細かくピントを調整することができます。

ピントがなかなか合わない…

iPhoneのフォーカス機能とマニュアルフォーカスアプリを使いこなしましょう。

手ブレ防止策

マクロ撮影では、手ブレが写真のシャープネスを損なう大きな原因となります。

わずかなブレでも写真がぼやけてしまうため、万全な対策が必要です。

最も簡単な手ブレ防止策は、三脚を使用することです。

三脚を使えば、カメラを完全に固定することができるため、手ブレを気にすることなく撮影に集中できます。

三脚がない場合は、壁や地面などに体を固定するだけでも効果があります。

また、セルフタイマーを使用することも有効です。

セルフタイマーを使えば、シャッターボタンを押す際のブレを防ぐことができます。

さらに、iPhoneに搭載されているバーストモードを活用しましょう。

バーストモードとは、シャッターボタンを押し続けることで、連続して写真を撮影する機能です。

バーストモードで撮影した写真の中から、最もブレの少ないものを選ぶことができます。

手ブレ防止策	詳細
三脚の使用	カメラを固定し、手ブレを防止
体の固定	壁や地面に体を固定し、安定性を確保
セルフタイマー	シャッターボタンを押す際のブレを防止
バーストモード	連続撮影し、ブレの少ない写真を選択

iPhoneでのマクロ撮影は、光、構図、ピント、手ブレといった要素を総合的にコントロールすることで、誰でも簡単に美しい写真を撮影することができます。

これらのテクニックをマスターして、ミクロの世界を鮮やかに切り取りましょう。

編集・加工でさらに魅力的な一枚へ

編集・加工は、iPhoneでのマクロ撮影の可能性をさらに広げる重要な要素です。

撮影した写真をより魅力的に仕上げるために、ここではおすすめの編集アプリ、色味調整とトリミング、そしてテクスチャ強調のテクニックについて解説します。

それぞれのテクニックをマスターすることで、あなたのiPhoneマクロ写真が一段と輝きを増すでしょう。

アプリ名	特徴	おすすめポイント
VSCO	豊富なプリセットと高度な編集機能	フィルムライクな表現が可能
Adobe Lightroom Mobile	プロレベルの編集が可能	RAW現像に対応
Snapseed	Google提供の無料アプリ	部分調整ツールが充実
TouchRetouch	不要なものを消せる	簡単に違和感なく修正可能
ProCamera	カメラアプリとしての機能も充実	マニュアル撮影が可能

色味調整とトリミング

色味の調整とトリミングは、写真の印象を大きく左右する基本です。

色味を調整することで、被写体の持つ美しさをより際立たせることができます。

トリミングを行うことで、構図を整理し、視覚的な焦点を定めることが可能です。

色味調整: 明るさ、コントラスト、彩度、色温度などを調整し、写真全体の雰囲気を変えます。
トリミング: 不要な部分をカットし、構図を改善します。

テクスチャ強調のテクニック

テクスチャを強調することで、写真に深みと立体感を加えることができます。

iPhoneのマクロ撮影では、被写体の表面の微細なディテールを捉えることができるため、テクスチャの強調は非常に有効なテクニックです。

なんだか写真がぼんやりして見えるんだけど、どうしたらいいの？

ディテールを調整して、被写体の質感を際立たせてみましょう。

シャープネス: 写真全体をくっきりとさせ、細部を強調します。
明瞭度: 写真の中間トーンのコントラストを上げ、立体感を強調します。
ディテール: 細かい部分の描写力を高め、質感を際立たせます。

iPhoneマクロ撮影、さらなる高みへ

iPhoneのマクロ撮影は、最新機種の登場やアクセサリーの進化によって、ますます可能性が広がっています。

より高品質なマクロ写真を追求することで、表現の幅を広げることが可能です。

ここでは、最新iPhone 15 Proのマクロ機能、外部照明の活用、写真コンテストへの挑戦について解説します。

これらの情報を参考に、あなたのマクロ撮影をさらにレベルアップさせましょう。

機能	詳細
センサー	大型化されたセンサーにより、より多くの光を取り込み、暗所での撮影性能が向上
画像処理エンジン	最新の画像処理エンジンにより、ノイズの低減やディテールの強調がさらに進化
ProResビデオ	マクロビデオ撮影においても、ProResフォーマットでの記録が可能となり、編集自由度が向上

外部照明の活用

マクロ撮影において、光は非常に重要な要素です。

外部照明を活用することで、被写体をより明るく照らし出し、細部まで鮮明に捉えることができます。

外部照明には、以下のような種類があります。

照明の種類	特徴	メリット
リングライト	被写体を均一に照らす	影ができにくく、被写体のディテールを強調できる
LEDライト	明るさを調整可能	被写体に合わせて最適な明るさを設定できる
クリップオンライト	小型で持ち運びやすい	手軽に使えるため、外出先での撮影に便利

外部照明を使用する際は、光の当て方にも注意が必要です。

被写体の正面から光を当てるだけでなく、斜めから光を当てることで、立体感や陰影を出すこともできます。

写真コンテストへの挑戦

マクロ撮影の腕を磨いたら、写真コンテストに挑戦してみましょう。

コンテストへの応募は、自分の作品を評価してもらう良い機会になり、モチベーション向上にも繋がります。

写真コンテストには、以下のような種類があります。

コンテストの種類	特徴
一般公募展	プロ・アマ問わず誰でも応募可能
テーマ別コンテスト	特定のテーマに沿った作品を募集
SNSコンテスト	InstagramやTwitterなどのSNSで作品を募集

コンテストに応募する際は、募集要項をよく確認し、テーマに沿った作品を選ぶことが重要です。

また、他の応募作品を参考にすることで、自分の作品の改善点を見つけることができます。

よくある質問（FAQ）

iPhoneでマクロ撮影をするには、どの機種が必要ですか？

iPhone 13 Pro以降のモデルで、超広角レンズが搭載されている機種が必要です。

具体的には、iPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Max、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Max、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxが対応しています。

標準カメラアプリでマクロ撮影をするには、どのような設定変更が必要ですか？

マクロモードに切り替わらない時はどうすればいいですか？

iPhoneが被写体に近づくと自動でマクロモードに切り替わりますが、意図しないタイミングで切り替わる場合は、画面に表示されるマクロコントロールボタンを使って手動で切り替えることが可能です。

おすすめのスマホマクロレンズの種類はありますか？

クリップ式、専用ケース一体型、レンズアタッチメントなどがあります。

手軽に試したい場合はクリップ式、iPhoneのデザインを重視するなら専用ケース一体型、本格的な撮影に挑戦したいならレンズアタッチメントがおすすめです。

クリップ式のスマホマクロレンズを使う際の注意点はありますか？

レンズがずれやすい、光量が不足しやすい、iPhoneとの相性があるなどの注意点があります。

レンズの位置をこまめに確認し、ライトやレフ板を活用しましょう。

マクロ撮影でピントが合わない時はどうすればいいですか？