メールアドレスの種類と確認方法
iCloudメールアドレスには、アカウント作成時期によっていくつかの種類があり、それぞれ確認方法が異なります。
ご自身のメールアドレスの種類を把握し、適切な方法で確認することが重要です。
本記事では、アカウント作成時期による違いと、iCloudメールアドレスの確認手順について解説します。
アカウント作成時期による違い
iCloudメールアドレスは、アカウントの作成時期によって、@以降のドメインが異なります。
「どんな種類のメールアドレスを持っているか分からない」という方もいるのではないでしょうか。

メールアドレスの種類は、以下の3つのうちいずれかになります。
ドメイン | 条件 |
---|---|
@icloud.com | 2012年9月19日以降にiCloudアカウントを作成した場合 |
@me.com | 2012年9月19日以前にアカウントを作成した場合、または2012年8月1日より前にMobileMeからiCloudに移行した場合 |
@mac.com | 2008年7月9日時点で@mac.comのメールアドレスを所有しており、2012年8月1日より前にMobileMeからiCloudに移行した場合 |
自分のiCloudメールアドレスを確認する手順
iCloudメールアドレスは、iPhoneの設定アプリから簡単に確認できます。
「iCloudメールアドレスがどれなのか忘れてしまった」という方もいると思います。

メールアドレスの確認方法を知りたい

以下の手順で確認できます。
- iPhoneの「設定」アプリを開く
- 自分の名前をタップ
- 「iCloud」をタップ
- 「メール」をタップ
- iCloudメールアドレスが表示される
過去のMobileMeからの移行
かつて存在したAppleのサービス「MobileMe」からiCloudに移行したユーザーは、メールアドレスのドメインが@me.comや@mac.comになっている場合があります。
「昔MobileMeを使っていたけど、今はどうなっているんだろう」と疑問に思われるかもしれません。

現在でも、@icloud.com、@me.com、@mac.comのすべてを使用できます。
サインイン時の注意点
iCloudメールを利用する上で、サインイン時の注意点を把握することは非常に重要です。
特に、Apple IDとしての利用や、特定のドメイン(@mac.com/@me.com)でのサインイン可否について理解しておく必要があります。
以下では、これらの点と、サインインできない場合の対処法について解説します。
AppleIDとしての利用
iCloudメールアドレスは、Apple IDとしても利用可能です。
Apple IDは、App Store、iCloud、FaceTimeなど、Appleの各種サービスにアクセスするためのアカウントです。
iCloudメールアドレスを作成すると、そのアドレスがApple IDとして自動的に設定されます。

Apple IDとしてiCloudメールアドレスを利用できることを覚えておきましょう。
@mac.com/@me.comではサインイン不可
以前は@mac.comや@me.comのメールアドレスもiCloudで利用できましたが、現在これらのドメインはApple IDとしてのサインインには使用できません。
Appleの公式サポートにも明記されています。
ドメイン | サインイン可否 |
---|---|
@icloud.com | 〇 |
@me.com | × |
@mac.com | × |

@mac.comや@me.comのメールアドレスでサインインできないのはなぜ?

サインインには、@icloud.comのメールアドレスを使用しましょう。
サインインできない場合の対処法
もしiCloudにサインインできない場合は、以下の対処法を試してみてください。
対処法 | 詳細 |
---|---|
Apple IDとパスワードの確認 | 入力ミスがないか、大文字・小文字が正しいかを確認します。 |
2ファクタ認証の確認 | 設定している場合は、確認コードを入力します。 |
ネットワーク接続の確認 | インターネットに接続されているか確認します。 |
Appleのシステム状況の確認 | Appleのシステムに障害が発生していないか確認します。Appleのシステム状況で確認できます。 |
登録メールアドレスまたは電話番号でサインイン | @icloud.comのメールアドレスではなく、Apple IDに登録した別のメールアドレスや電話番号でサインインを試します。 |
サインインできない場合は、これらの対処法を試して、iCloudへのアクセスを回復しましょう。
よくある質問(FAQ)
- iCloudメールアドレスの@以降にはどんな意味があるのですか?
-
iCloudメールアドレスの@以降は、メールサービスを提供するドメインを示しており、アカウントの作成時期や種類によって異なります。
具体的には、
@icloud.com
、@me.com
、@mac.com
のいずれかになります。 - 自分のiCloudメールアドレスの種類はどうすれば確認できますか?
-
iPhoneの「設定」アプリを開き、自分の名前、iCloud、メールとタップしていくことで、ご自身のiCloudメールアドレスを確認できます。
- iCloudメールアドレスでサインインできない場合、どうすれば良いですか?
-
Apple IDとパスワードが正しいか、2ファクタ認証を設定している場合は確認コードを入力してください。
また、インターネット接続やAppleのシステム状況も確認し、登録メールアドレスまたは電話番号でのサインインも試してみてください。
- @mac.comや@me.comのメールアドレスは、現在でもiCloudで利用できますか?
-
@mac.comや@me.comのメールアドレスは、iCloudメールアドレスとして利用できますが、Apple IDとしてのサインインには
@icloud.com
のメールアドレスを使用する必要があります。 - iCloudメールアドレスのユーザー名(@より前の部分)は変更できますか?
-
iCloudメールアドレス自体の文字列(○○@icloud.comの○○部分)は変更できません。
ただし、Apple IDに紐づくメールアドレスは変更可能です。
- iCloudメールアドレスを作成すると、他にどんなメリットがありますか?
-
iCloudメールアドレスを作成すると、iCloudでのデータ保存、App Storeからのアプリダウンロード、FaceTimeでのビデオ通話、「探す」機能の利用など、Appleの様々なサービスを利用できるようになります。
まとめ
iCloudメールアドレスの@
以降には、アカウントの種類や作成時期に関する重要な情報が含まれています。
この記事では、@icloud.com
、@me.com
、@mac.com
の3つのドメインを中心に、iCloudメールアドレスの構造と詳細な情報を解説します。
この記事のポイント
- iCloudメールアドレスの構造と
@
以降の意味 - ドメインの種類 (
@icloud.com
、@me.com
、@mac.com
) とその背景 - iCloudメールアドレスの確認方法とサインイン時の注意点
この記事を参考に、ご自身のiCloudメールアドレスへの理解を深め、より便利に活用してみてください。