ダイキンエコキュート｜エラーコードH92の原因と自分でできる対処法

ダイキンエコキュートで「H92」のエラーが出て、お困りではありませんか？給湯や暖房が使えなくなり、一体何が原因なのか、どうすれば直るのかと不安になりますよね。

このエラーは、貯湯タンクの温度が異常に高くなっているサインです。

放置するとエコキュートの性能が低下したり、故障につながったりする可能性もあるため、早めの対処が大切です。

この記事では、H92エラーが出た際の確認ポイントから、ご自身でできる対処法、専門業者への依頼を検討すべきケースまで、具体的な手順を詳しく解説します。

この記事でわかること

ダイキンエコキュート｜エラーコードH92：原因と対処

ダイキンエコキュートでH92エラーが表示されたら、それは貯湯タンクの缶体温度が高温になっていることを知らせるサインです。

ここでは、エラーが表示された際の確認ポイントと対処法、専門業者への依頼を検討すべきケースについて解説します。

これらの情報を把握することで、迅速かつ適切な対応が可能になります。

H92エラー表示時の確認ポイント

H92エラーは、エコキュートの貯湯タンク内の温度が異常に高くなっている状態を示しています。

このエラーが発生した場合、以下の点を確認しましょう。

まずは、リモコンに表示されているエラーコードを確認し、それがH92であるかを確認することが重要です。

次に、エコキュートの周囲に物を置いていないか、通気口が塞がれていないかを確認します。

確認ポイント	詳細
エラーコードの確認	リモコンに表示されているエラーコードが「H92」であることを確認する
エコキュート周囲の確認	周囲に物を置いていないか、通気口が塞がれていないかを確認する。特に夏場は、日差しが直接当たることでタンク温度が上昇しやすい
逃し弁からの水漏れの有無	逃し弁から頻繁に水漏れが発生している場合は、タンク内の圧力が異常に高まっている可能性がある
過去のメンテナンス履歴	過去に同様のエラーが発生したことがあるか、メンテナンスを行った時期などを確認する。これにより、エラーの原因を特定しやすくなる
エコキュートの設置状況	設置場所の環境（日当たり、風通しなど）を確認する

対処手順：リモコンリセットと漏電遮断器

H92エラーが発生した場合、最初に行うべきはリモコンのリセットです。

リモコンのリセット方法は機種によって異なりますが、一般的には、台所リモコンの決定ボタンまたは確定ボタンを10秒間長押しすることでリセットできます。

リセット後もエラーが解消されない場合は、貯湯タンクの漏電遮断器をOFFにしてから再度ONにしてください。

この操作を行うことで、エコキュートがリセットされ、一時的なエラーが解消される場合があります。

手順	詳細
リモコンのリセット	台所リモコンの決定ボタンまたは確定ボタンを10秒間長押しする。機種によって操作方法が異なる場合がある
貯湯タンクの漏電遮断器のOFF/ON	貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上OFFにした後、再度ONにする
時間をおいて様子を見る	リセット後、しばらく時間をおいてエコキュートの動作を確認する

専門業者への依頼検討ケース

リモコンのリセットや漏電遮断器の操作を試してもH92エラーが解消されない場合は、専門業者への依頼を検討しましょう。

特に、逃し弁から頻繁に水が漏れる場合や、お湯の温度が不安定な場合、エコキュートから異音がする場合は、内部部品の故障が疑われます。

検討ケース	考えられる原因
リセットを繰り返してもエラーが解消されない場合	複数の原因が考えられる。サーミスタの故障、基板の故障、配管の詰まりなどが考えられる
逃し弁から頻繁に水が漏れる場合	逃し弁の故障が疑われる。タンク内の圧力が異常に高まっている可能性がある
お湯の温度が不安定な場合	サーミスタや基板の故障が考えられる。温度センサーが正常に機能していない可能性がある
エコキュートから異音がする場合	内部部品の故障が疑われる。ポンプ、ファンモーター、圧縮機などの異常が考えられる
エコキュートの設置から10年以上経過している場合	経年劣化により、内部部品の寿命が近づいている可能性がある

エコキュートの修理や点検は専門的な知識や技術が必要となるため、上記のようなケースに該当する場合は、メーカーや専門業者に相談して、適切な対応を検討しましょう。

エラー原因別｜自分でできる対処法

ダイキンエコキュートでH92エラーが表示された場合、貯湯タンクの缶体温度が異常に高い状態を示しています。

この状態を放置すると、エコキュートの性能低下や故障につながるおそれがあるため、早急な対処が必要です。

まずは自分でできる対処法を試してみて、改善しない場合は専門業者への依頼を検討しましょう。

ここでは、自分で対応できる3つの対処法を紹介します。

それぞれ詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。

一時的な温度上昇への対応

一時的な温度上昇は、H92エラーの原因の一つです。

特に夏場の猛暑日には、エコキュート周辺の温度が上昇しやすく、貯湯タンク内の温度も高くなることがあります。

このような場合は、以下の方法で対処を試みてください。

これらの対策を行うことで、エコキュート周辺の温度上昇を抑え、H92エラーの解消につながる可能性があります。

逃し弁からの水漏れ確認

逃し弁は、貯湯タンク内の圧力が異常に高まった際に、圧力を逃がす役割を果たします。

逃し弁が故障すると、タンク内の圧力が上昇し、温度も上昇する可能性があるため、定期的な点検が必要です。

以下の点検方法を確認しましょう。

もし水漏れが見られる場合は、逃し弁の故障が疑われます。

エコキュート周辺の清掃

エコキュート周辺の清掃は、意外と見落としがちなポイントですが、非常に重要です。

ヒートポンプユニットや貯湯タンクの周辺に物を置いたり、囲ったりすると、熱がこもりやすくなり、H92エラーの原因となることがあります。

以下の清掃方法を参考に、定期的な清掃を心がけましょう。

これらの清掃を行うことで、エコキュート周辺の温度上昇を抑え、H92エラーの発生を予防できます。

ダイキンに修理依頼｜スムーズな対応のために

ダイキンエコキュートでエラーが発生した場合、迅速な修理対応を受けるためには、事前に状況を整理し、必要な情報を把握しておくことが重要です。

以下では、ダイキンに修理を依頼する際の流れと、スムーズな対応を受けるためのポイントを解説します。

エラーコードH92が表示された際の対応について、順を追って確認していきましょう。

公式サイトからの修理申し込み

ダイキンへの修理依頼は、ダイキンの公式サイトから行うのが最もスムーズです。

オンラインでの申し込みは24時間受付可能で、都合の良い時間に手続きを進められます。

電話での依頼も可能ですが、時間帯によっては繋がりにくい場合があるため、オンラインでの申し込みがおすすめです。

エラーコードと型番の準備

修理を申し込む際には、エラーコードとエコキュートの型番を必ず伝えるようにしましょう。

エラーコードはリモコンに表示されており、型番は本体に貼られているシールで確認できます。

これらの情報を伝えることで、ダイキン側は故障箇所を特定しやすくなり、適切な部品や技術者を派遣できます。

より迅速な対応につながるでしょう。

保証期間の確認と修理費用

エコキュートが保証期間内であるかを確認しましょう。

ダイキンのエコキュートには、通常、本体1年、冷媒回路3年、貯湯タンク5年の保証が付いています。

保証期間内であれば無償で修理を受けられる場合があります。

保証期間外の場合は修理費用が発生しますが、事前に見積もりを取ることで、安心して修理を依頼できます。

修理費用の目安として、エラーコードH92の場合、19,000円～56,000円程度かかる可能性があります（2025年7月時点）。

項目	内容
依頼方法	公式サイト（24時間受付）、電話
準備する情報	エラーコード、型番
保証期間	本体1年、冷媒回路3年、貯湯タンク5年（通常）
修理費用（H92）	19,000円～56,000円程度（2025年7月時点）

エラーコードH92が表示された場合は、慌てずにエラーコードと型番を確認し、ダイキンの公式サイトから修理を申し込むことが重要です。

保証期間や修理費用についても事前に確認しておくと、よりスムーズな対応が期待できます。

よくある質問（FAQ）

エコキュートのエラーコードH92が出た場合の対応で、自分でできることはありますか？

はい、いくつかご自身で確認できる点があります。

まずは、エコキュートの周囲に物を置いていないか、通気口が塞がれていないか確認してください。

特に夏場は、日差しが直接当たることでタンク温度が上昇しやすいです。

また、リモコンのリセットを試したり、貯湯タンクの漏電遮断器をOFF/ONすることで改善する場合があります。

エコキュートのエラーコードH92が出た場合、修理費用の目安はどのくらいですか？

エラーコードH92の修理費用の目安は、19,000円～56,000円程度です。

ただし、これはあくまで目安であり、実際の修理費用は故障箇所や部品の交換が必要かどうかによって変動します。

エコキュートのエラーコードH92が出た場合、修理を依頼する前に確認しておくことはありますか？

修理を依頼する前に、エラーコード（H92）とエコキュートの型番を確認しておきましょう。

これらの情報は、ダイキンの公式サイトから修理を申し込む際に必要になります。

また、保証期間内であるかどうかも確認しておきましょう。

保証期間内であれば無償で修理を受けられる場合があります。

エコキュートの逃し弁から頻繁に水漏れがあるのですが、エラーコードH92と関係ありますか？

はい、逃し弁からの頻繁な水漏れは、タンク内の圧力が異常に高まっている可能性を示唆しており、H92エラーの原因となることがあります。

逃し弁の故障が疑われる場合は、専門業者に点検を依頼することをおすすめします。

エコキュートの修理を依頼する場合、ダイキンの公式サイトから申し込むのが一番良いですか？

はい、ダイキンの公式サイトから修理を申し込むのが最もスムーズです。

オンラインでの申し込みは24時間受付可能で、都合の良い時間に手続きを進められます。

電話での依頼も可能ですが、時間帯によっては繋がりにくい場合があるため、オンラインでの申し込みがおすすめです。

エコキュートのエラーコードH92が頻繁に出るようになったのですが、買い替えも検討した方が良いでしょうか？

エコキュートの使用年数や故障の頻度、修理費用などを総合的に考慮して判断することが重要です。

一般的に、エコキュートの寿命は10年程度と言われています。

使用年数が10年を超えている場合や、修理を繰り返してもエラーが頻繁に出る場合は、買い替えを検討するのも良いでしょう。

まとめ

ダイキンエコキュートでH92エラーが出たら、貯湯タンクの温度異常を示しています。

放置すると性能低下や故障につながる可能性があるため、早めの対処が大切です。

まずは、この記事を参考にできることから実践し、改善が見られない場合は専門業者に相談して、エコキュートのトラブルを解決しましょう。