冬が近づくと、部屋の温度もさがり、ペットを飼っている人には心配な季節になりますね。
特に猫は「猫はこたつで丸くなる」と言われるほど、寒さが苦手で、温度変化に敏感な生き物です。
愛猫のためにできる限りの寒さ対策はしてあげたいですね。
最近は、100均グッズを駆使して、猫の寒さ対策をしている方もいらっしゃいます。
どんなアイデアがあるのか、実際にみてみましょう!
猫の寒さ対策おすすめ100均グッズ!
100均でも猫の寒さ対策に役立つグッズが販売されています。
- 湯たんぽ
- アルミ断熱シート
- プチプチ梱包材
どのように役立つのか、詳しくみていきましょう!
湯たんぽ
100均で販売されている湯たんぽの多くは、電源が必要のない、熱湯をいれるタイプの湯たんぽになっています。
また、最近では充電式の湯たんぽも登場しており、お湯をわざわざ沸かさなくても良いタイプもあります!
お湯や充電式なので、電気も必要がなく、どこにでも置くことができるので、狭いゲージや猫のお気に入りスペースに配置することができます。
湯たんぽの大きさにもよりますが、100均でよく売られているプラスチック製の湯たんぽに80℃の湯を入れた場合、44℃以上の温度を4時間維持できるといわれています。
少しの外出時に使えるのも嬉しいですね!
湯たんぽの注意点として、熱いお湯を入れたばかりの湯たんぽは、人間が触ってもやけどしそうなほど熱いので、「湯たんぽカバー」をかけるなどの対策が必要です!
アルミ断熱シート
カーペットなどの下に敷いて、床からの冷気を遮断するアイテムですが、猫の寒さ対策にも使えます!
人間が使うには少し小さめのシートになっていますが、猫の体長にはぴったり合うので、普段お使いのペットベットの下に敷くことで、冷気を遮断し、猫の体温でさらにあったかくなってくれます。
新しいものに敏感な猫でも、普段使っているものの下に敷くだけなので、違和感なく使ってくれそうですね!
プチプチ梱包材
フリマアプリなどで出品するときに使うことの多いプチプチ梱包材も、寒さ対策に使えます。
部屋の中が寒くなるのは、窓からの冷気が原因の一つとも言えます。
プチプチ梱包材を窓に直接貼ることで、窓からの冷気を遮断してくれるので、部屋の温度が下がりにくくなります。
住んでいる部屋のすべての窓にプチプチ梱包材をつけるのは大変なので、猫のいる部屋だけでも、プチプチ梱包材を窓に貼り付けておくと、部屋の暖かさが保たれます。
窓際で過ごすのが好きな猫にも、ぴったりの寒さ対策ですね!
猫の寒さ対策アイデア例!
猫の寒さ対策を100均で売られているアイテムを組み合わせて、DIYしている方もいらっしゃいます!
どんなアイデアがあるのか、みてみましょう。
発砲スチロール簡易ハウス
外で暮らす地域猫のためにも使える簡易型のハウスです。
〈材料〉
発砲スチロール
段ボール
ひざ掛け
〈作り方〉
段ボールの中に発砲スチロールを入れます。
発砲スチロールの上からひざ掛けなどの、あたたかい布をかぶせれば完成です。
普段段ボールをベット代わりにしている猫も多いですが、発砲スチロールを入れるだけで、保温効果が高まります!
地域猫のために量産もできるので、一番手軽に作れる防寒ベットになります。
段ボールより耐久性もあるので、外で暮らす猫にもぴったりですね!
猫用こたつ
猫用こたつがペットショップにも販売されていますが、100均の商品を組み合わせて作ることも出来ます。
〈材料〉
スチールラック(横50cm×縦25cmほどのサイズ)
結束バンド
座布団
毛布など被せられるサイズの布
湯たんぽ
〈作り方〉
スチールラックを組み立て、テーブル状にします。
この際、猫の体重にも耐え、安定感が増すように、結束バンドで留めます。
テーブル状になったラックの上に、座布団をのせ、猫が上に乗れるようにします。
その上から毛布など、ラック全体を覆うことができる布をかぶせます。
ラック内に湯たんぽを置くと完成です。
作り方は他にもあり、コの字型のデスクヒーターを使ったり、かごやつっぱり棒、ジョイントマットなどを使って作成することも可能です!
YouTubeでも猫用こたつの作り方を紹介しているので、一度参考にしてみてくださいね!
猫の寒さ対策の注意点は?
猫の寒さ対策にはいくつか注意点があります。
大切な猫が体調を崩さないように、こちらのポイントを覚えておきましょう!
- 部屋の温度は21℃~28℃、湿度は50%~60%
- 部屋の寒暖差に気を付ける
- 電気や火などを使う製品に注意する
それぞれ詳しく解説していきます!
部屋の温度は21℃~28℃、湿度は50%~60%
猫にとって過ごしやすい室温は、21℃~28℃と言われています。
寒さや体温調節が苦手な猫にとって、21℃以下は寒すぎる室温となってしまいます。
また、冬は湿度も低くなりがちですが、湿度が下がると静電気が発生しやすくなります。
全身毛で覆われている猫は静電気が発生しやすく、さらに毛布などと毛が擦れることによって、さらに静電気が蓄電されていきます。
静電気の発生をできるだけ減らすように、湿度も50%~60%に保ちましょう!
部屋の寒暖差に気を付ける
秋~冬、冬~春になると、朝晩の気温差が大きくなります。
猫は、気温が高いときには、体内から熱を逃がそうと血管を拡張させ、気温が低いときには、熱を逃さないよう血管を収縮させています。
温度差があると猫も人間同様、自律神経が乱れてしまうため、エネルギーが消耗されやすく「食欲が落ちる」「胃腸の調子が悪くなる」といった症状が出ることがあります。
部屋の温度ができるだけ一定になるように、エアコンのタイマー機能などを活用すると良いですね!
電気や火などを使う製品に注意する
冬になると、電気カーペットやストーブを使用する方も多くいらっしゃいます。
暖かいところにつられて、猫も一緒に暖をとるということもよくありますが、猫の様子に注意する必要があります!
特に留守番中に「電源コードをかじって感電する」「やけどをする」といった事故も起こっています。
猫はひもなどをかじって遊ぶことがあるので、遊んでいるうちに感電してしまうことがあります。
人間用のコードは細いタイプが多く、簡単にかじられてしまうので、外出中は電源を切るか、ペットにかじられても大丈夫なように保護をすることが大切です!
電気ストーブは人間でも近づきすぎると「熱い!」と感じるほどの高温です。
特に長毛の猫は、自分の毛が焦げていることに気づかないということもあるので、やけどの危険があり、実際に「猫の毛が焦げた!」という方もいらっしゃいます。
外出中は電源を切っておくほうが安心ですね。
猫の寒さ対策100均の総括
猫の寒さ対策に100均のアイテムを活用することが出来ます!
- 湯たんぽ
- アルミ断熱シート
- プチプチ梱包材
などは、手軽に購入することができ、温かさを保ってくれるので、一度試してみたいアイテムですね!
また、100均のアイテムを組み合わせて、「発砲スチロール簡易ハウス」や「猫用こたつ」を作成することも出来ます。
特にこたつは、ペット向け商品として販売されていますが、値段が高めなので、100均で材料をそろえることができるのは嬉しいですね!
作り方はYou Tubeなどの動画サイトでも解説しているので、気になる方は検索してみてくださいね。
猫の寒さ対策として注意しておく点が3つあります。
- 部屋の温度は21℃~28℃、湿度は50%~60%
- 部屋の寒暖差に気を付ける
- 電気や火などを使う製品に注意する
どれも猫の体調管理のために大切なことなので、少し手間に感じるかもしれませんが、大事な猫が安心して健康的に暮らせるためには大切なことです。
冬の寒い時期を乗り越えられるように、いろんなアイデアを試してみてくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。