猫を飼っている方にとって、猫砂はトイレに使用する身近なものですが、砂を食べてしまう猫もいるそうです。
猫が砂を食べるのは病気のサインと言われていますが、どんな病気なのか、どんな猫が砂を食べてしまうのか特徴を調べてみました。
また、やめさせる方法もついても3つご紹介していきます!
猫が砂を食べるのは病気のサイン?
猫が砂などの異物を食べてしまうことを「異嗜(いし)」と言います。
この行動は、猫の身体に何らかの異変が起きていることを示しており、病気のサインとも言われています!
具体的には、「寄生虫などの病気」「肝臓疾患」が挙げられます。
寄生虫などの病気の場合は、便の状態が異常だったり、嘔吐の症状が見られます。
肝臓疾患の場合は、猫の口のなかや目の粘膜・耳の内側や皮膚など、普段は薄いピンク色をしている部位が黄色く変化する黄疸という症状が現れたり、食欲不振の症状が合わせて現れます
どちらの病気も症状が目に見えてわかるので、飼い主であればすぐ気づくことができそうですね!
また、砂を食べてしまう猫は、石や砂の他に、ビニールや布製品を食べるケースもあります。どの場合も猫の身体では消化できないので、中毒症状や腸閉塞、消化器官に外傷を与えることによる炎症などの症状を引き起こす危険性があります。
砂を食べてしまう猫の場合は、様々なものを誤飲してしまう可能性も高いので、早めに対処する必要があります!
砂を食べるのはどんな猫?
砂を食べてしまう猫は、以下のような問題を抱えている子が多いとされています。
- 寄生虫などによる病気を持っている
- ストレスが溜まっている
- 高齢で認知症などを患っている
- 子猫など家に迎えたばかりの猫
それぞれについて解説していきます!
寄生虫などによる病気を持っている
寄生虫などの病気を持っていると、猫は身体の中で消化不良を起こしてしまうため、栄養状態が悪くなってしまいます。
その結果、猫が栄養不足を感じ、食べ物ではないものまで口にしていまいます。
ストレスが溜まっている
猫はストレスに敏感な生き物なので、環境が少し変わるだけで、異常な行動をしてしまう子もいます。
ストレスの原因は、環境の変化やご飯の好み、トイレの清潔さなど様々です。
猫はストレスが貯まると、食欲旺盛になったり、飼い主に怒られることをわざとするようになります。
飼い主の気を引くために、砂を食べることも考えられます。
高齢で認知症などを患っている
猫も高齢になると、人間と同じように認知症を患う子もいます。
認知症の症状としては、「食べ物の好みが急に変わった」「同じ場所を徘徊するようになった」「いきなり大声で鳴く」「トイレを失敗する/粗相する」などが挙げられます。
身体の機能も若い猫に比べて下がってしまうので、トイレの砂を間違えて食べてしまうことがあります。
子猫など家に迎えたばかりの猫
子猫など家に迎えたばかりの猫は、環境の変化から砂を食べてしまうケースがあります。
また、特に元野良猫などの保護した猫は、過酷な生活環境を経験しているので、なんでも口に入れてしまう子もいます。
迎えていれたばかりの猫は、特に普段の様子を注意してみてあげることが大切です。
猫砂を食べるのをやめさる方法3
砂を食べてしまうのは、身体にとても悪いことなので、すぐに対処する必要があります!
猫砂を食べるのをやめさせる方法として、3つご紹介します。
思いっきり遊んであげる
猫はストレスから猫砂を食べてしまう子がいます。
子猫は特に退屈になって、飼い主の気をひくために、わざと怒られるようなことをする場合もあります。
猫の起きている間に思いっきり遊んで、猫のストレスを解消してあげることで、砂を食べる行為をやめる可能性があります。
猫砂の種類を変える
猫砂はたくさんの種類が販売されていますが、その中でも「紙」や「おから」などの軽い粒状の砂は口に入りやすく、誤飲につながる可能性が高いです。
「鉱物」や「木」の猫砂に変更することで、砂を食べなくなることもあります。
また、香り付きなどは、猫が嫌がる傾向があるので、食べることも少なくなるそうです!
しかし、猫砂を変えることでトイレをしてくれなくなることもあるので、砂を一気に変えずに、少しずつ変更していくことが大切です。
どの砂に変えても食べてしまうようなら、思い切ってシーツのみにするということも有効です。
食事を見直す
猫は栄養不足を感じ、砂を食べてしまうことがあります。
現在与えているフードをきちんと食べているか、食べ残しがどれくらいあるかを確認し、猫の好みに合ったフードを用意してあげることで、砂を食べなくなることがあります。
カリカリのフードやウェットタイプなど、たくさんの種類があるので、猫に合ったフードを与えてあげることで、栄養不足が解消されます。
猫が砂を食べることについての総括
猫はとても繊細な生き物なので、少しの変化で、誤って砂を食べてしまうことがあります。
猫が砂などの異物を食べてしまうことを「異嗜(いし)」と言います。
この行動は、猫の身体に何らかの異変が起きていることを示しており、病気のサインとも言われています。
早めに対処してあげないと、中毒症状や腸閉塞、消化器官に外傷を与えることによる炎症などの症状を引き起こす危険性もあります。
砂を食べてしまう子は、以下のような問題を抱えていることがあります。
- 寄生虫などによる病気を持っている
- ストレスが溜まっている
- 高齢で認知症などを患っている
- 子猫など家に迎えたばかりの猫
猫が砂を食べるのを防ぐために、3つの方法があげられます!
- 思いっきり遊んであげる
- 猫砂の種類を変える
- 食事を見直す
これらの方法を試してみて、それでもやめてくれない場合は、身体に重大な問題が潜んでいる可能性もあるので、動物病院の受診をオススメします!
愛猫に出来るだけ長生きしてもらえるように、猫の体調や行動に注意していくことが大切ですね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。