エコキュートにエラーコードが表示され、お湯が出ない状況はとても困りますよね。
突然のトラブルは生活に大きな影響を与え、不安に感じる方も多くいらっしゃいます。
この問題は、日々の快適な生活を取り戻すために迅速な対処が不可欠です。
エコキュートのエラーコードは、不具合の「メッセージ」として、私たちに状況を伝えています。
その意味を正しく理解すれば、簡単な操作で解決できるケースや、専門家への依頼が必要な深刻な故障を見分けることができます。
自己判断での無理な修理は状況悪化のリスクがあるため、適切な知識を得て冷静に対処することが大切です。
それが、安全で確実な解決への近道となります。
- エラーコードの意味と種類
- 自分でできる対処法
- 専門家への依頼判断と相談先
- エコキュートの長期利用に必要な点検
コロナエコキュート エラーコードが示す意味

コロナ製エコキュートにエラーコードが表示されてお困りではないでしょうか。
突然お湯が出なくなると、本当に困りますよね。
ご安心ください。
エコキュートの不具合は生活に大きな影響を及ぼしますが、エラーコードの意味を理解することは、冷静に対処し、迅速な解決へと導く第一歩となります。
エコキュートに表示されるエラーコードは、大きく4つのアルファベットで分類されます。
エラーコードの種類によって、故障の緊急度やご自身で対処できる範囲が異なります。
具体的には、「エラーコードは故障サイン」「表示時の適切な初期対応」「取扱説明書でエラー内容を確認」の3つのポイントを理解することで、より正確な判断が可能となります。
エコキュートが送るメッセージを正しく読み取り、適切なステップを踏むことが、お湯のある快適な生活を取り戻すための鍵となるでしょう。
エラーコードは故障サイン
エコキュートに表示されるエラーコードは、エコキュートが私たちに「何か問題が起きている」と伝えてくれる大切なサインです。
エラーコードは単なる数字の羅列ではなく、エコキュートの内部で何が起こっているのかを教えてくれるメッセージと考えてください。
例えば、タンク内部の不具合やヒートポンプの異常、あるいはみなさんの操作に関連するトラブルなど、内部的な故障を示しているのか、それともご自身の操作によるものなのかが、このサインによっておおよそ判断できます。
コロナエコキュートのエラーコードは、アルファベットと数字の組み合わせで、大きく4つのカテゴリに分類されています。
- Eから始まるエラー: 貯湯ユニット内の部品故障や水回りに関する異常
- Hから始まるエラー: ヒートポンプユニットの冷媒系統や電源に関する異常
- Uから始まるエラー: 床暖房などの暖房機能に関連する異常
- Cから始まるエラー: ユーザーの操作や使用環境に起因する異常

お湯が出なくて困っているけれど、このエラーコードは何を意味しているのかしら?

エラーコードはエコキュートからのメッセージなので、その意味を知れば冷静に対処できます。
エラーコードの意味を理解することは、不具合の原因を特定し、ご自身で対処できるのか、それとも専門業者に依頼すべきかの判断に繋がり、早期解決へ向かう第一歩となります。
表示時の適切な初期対応
エコキュートにエラーコードが表示された時、焦らず冷静に行動することが、状況を悪化させないための最初のステップです。
多くのエラーコードは内部的な故障を示し、専門知識を持つ業者への依頼が必要ですが、中には簡単な操作で解決できるケースも少なくありません。
例えば、電源のリセットや、配管の凍結解除などで症状が改善する場合があります。
簡単なリセット操作で解決するケースも少なくありませんので、まずは慌てずに、いくつか試してみる価値はあります。
エラー表示を解除し、エコキュートをリセットする方法を3つご紹介します。
- リモコンで操作: リモコンにエラー解除やリセットボタンがあるか確認し、操作を行う。多くのエラー表示はリモコン操作で解除可能
- 漏電遮断器の操作: リモコンで解除できない場合、貯湯タンクに設置されている漏電遮断器の電源を一度切ってから、再度入れる
- 「CHP-」型式のリモコン操作: 2003年以降の「CHP-」型式のエコキュートの場合、台所または浴室リモコンにある特定のボタンを同時に5秒以上長押しする

エラーが表示されたら、まず何をしたらいいの?

簡単なリセット操作で解決する場合もあるので、まずは落ち着いて確認しましょう。
これらの初期対応を試してもエラーが解除されない場合や、繰り返し同じエラーが表示される場合は、無理に自己解決しようとせず、速やかに専門業者へ相談することが大切です。
取扱説明書でエラー内容を確認
エコキュートにエラーコードが表示された際、取扱説明書は、エラーコードの具体的な意味と対処法を知るための最も信頼できる情報源です。
取扱説明書には、それぞれのエラーコードが示す内容や、ユーザー自身で試せる初期対応、そして専門業者への連絡が必要なケースまで、詳細に記載されています。
取扱説明書には、表示されたエラーコードが何を意味し、どのような手順で初期対応を行うべきかが、写真や図を用いて分かりやすく説明されています。
手元に取扱説明書があれば、真っ先に確認するようにしましょう。
取扱説明書でエラーコードを調べるときに、確認すべき主な項目は次の4つです。
- エラーコードの意味: 表示されているエラーコードが具体的に何を示しているか
- 対処手順: ご自身で試せる具体的な対処方法やリセット手順
- 注意点: 対処する上で気を付けるべきことや、危険な行為の指示
- 問い合わせ先: 専門業者へ連絡が必要な場合の窓口情報

取扱説明書をなくしてしまった場合は、どうすればいいの?

多くのメーカー公式サイトでPDF版の取扱説明書が公開されているため、オンラインで確認できます。
取扱説明書の内容を理解し、その指示に従うことで、安全かつ効率的に問題を解決へと導くことができます。
もし取扱説明書を確認しても解決しない場合や、ご自身での判断が難しいと感じる場合は、次のステップとして専門業者への相談を検討してください。
E・H・Uコードの緊急度と専門修理
コロナエコキュートに表示される「E」「H」「U」から始まるエラーコードは、貯湯ユニットやヒートポンプユニット、暖房機能といった機器の内部的な異常を示します。
これらのコードが表示された場合、専門的な知識と技術を要する点検や修理が不可欠である場合がほとんどです。
お湯が突然使えなくなることで生活に大きな支障が出るため、迅速な対応が必要となります。
「E」コードは主に貯湯ユニットの部品不具合や水回りの異常を、「H」コードはヒートポンプユニットの冷媒系統や電源異常を、「U」コードは暖房機能の異常を指しています。
具体的なエラー内容については、Eから始まるコードの主な原因、Hから始まるコードとヒートポンプの異常、Uから始まるコードは暖房機能関連で詳しくご紹介します。
ご自身での無理な対処は、状況を悪化させる可能性もあるため避けてください。
万が一エラーが解消しない場合は、専門業者に相談することが、エコキュートを安全に長く利用するための唯一の方法です。
専門業者への連絡は、コロナサービスセンターまたはエコキュートを設置した販売店に依頼しましょう。
Eから始まるコードの主な原因
「E」から始まるエラーコードは、主に貯湯ユニットの内部的な部品の不具合や水回りの異常を示します。
貯湯ユニットは、沸かしたお湯をためておく本体部分のことで、この中にセンサーやヒーター、電磁弁などの重要な部品が多数搭載されています。
例えば「E14」のエラーコードは、湯張り電磁弁の故障や風呂配管の詰まりを知らせています。
寒波による配管の凍結や断水が原因で一時的に表示される可能性もあります。
一度エラーを解除しても再度表示される場合は、貯湯ユニット内部の電気系統や部品の故障が考えられるため、すぐに専門業者に点検を依頼することが必要です。

自分で配管の凍結を直すことはできないですか?

無理な自己修理はかえって故障を悪化させる可能性があります
このタイプのエラーは内部構造に関わるため、ご自身で原因を特定したり修理したりすることは困難です。
不具合を放置すると、さらに大きな故障につながるおそれもあるため、専門家による診断が最も確実な解決策となります。
Hから始まるコードとヒートポンプの異常
「H」から始まるエラーコードは、エコキュートの心臓部ともいえるヒートポンプユニットに関連する異常を示しています。
ヒートポンプユニットは、空気中の熱を効率的に利用してお湯を沸かす装置で、冷媒系統、ファン、コンプレッサー、電源など多くの精密部品で構成されています。
例えば「H15」のエラーコードは、ファンモーターの故障や、積雪・凍結によるロックを表します。
冬場の雪の吹き込みやドレン水の凍結が原因でファンが動かなくなることがあります。
「H27」のエラーは電源電圧異常検知を示し、エコキュートへの電力供給に問題が発生していることを表しています。
設置後すぐにこのエラーが表示された場合は、200Vの電源電圧が適切かどうかを工事店に確認してもらいましょう。
それ以外の場合は、ヒートポンプユニット内部の電気系統に異常がある可能性が高いです。

電源電圧異常って、具体的にどんな問題ですか?

エコキュートに適切な電力が供給されていない状態です
ヒートポンプユニットは複雑な構造を持つため、自己判断で分解したり修理したりすると、感電などの重大な事故につながる危険があります。
また、冷媒ガスは専門的な取り扱いが必要であり、誤った対応は環境にも悪影響を与えます。
エラーが解消しない場合は、速やかに専門業者へ連絡しましょう。
Uから始まるコードは暖房機能関連
「U」から始まるエラーコードは、主に床暖房などの暖房機能に関連する異常を示しています。
具体的には、床暖房用循環ポンプの不具合、循環液の不足、または関連するセンサーや弁の故障が原因であるケースがほとんどです。
私の経験では、Uコードが表示されるケースは、ほとんどが専門的な知識を必要とする内容でした。
たとえ暖房運転が継続されていたとしても、システムの異常が検出されている状態です。
故障を放置すると、本来の性能が発揮できなくなるだけでなく、他の部品にも影響を及ぼし、より深刻な故障につながる可能性もあります。

暖房は使えるけど、放っておいて大丈夫?

現時点で稼働していても、早めの点検をおすすめします
Uコードが表示されたら、なるべく早く専門業者へ連絡してください。
特に床暖房システムは専門性が高く、正確な診断と適切な部品交換が必要です。
専門業者に点検と修理を依頼することで、安全かつ快適に暖房機能を利用し続けられます。
専門業者へ相談が必要な理由
E・H・Uから始まるエラーコードが表示された場合、ご自身での対処は困難であり、専門業者への相談が最も重要です。
エコキュートの内部は電気系統や高圧の冷媒配管などが複雑に組み合わされており、一般の方が修理しようとすると、感電や火傷、配管の破損など重大な事故につながる危険性があります。
また、エコキュートは精密なセンサーや制御基板によって動作しています。
正確な故障診断には、専門的な知識と専用の工具が不可欠です。
適切な診断なしに修理を試みると、誤った対処で症状を悪化させたり、他の箇所にまで不具合を広げてしまったりする可能性が高くなります。
さらに、自己修理はメーカー保証の対象外となるケースが多く、結果的に修理費用が高額になるリスクがあります。
エコキュートの寿命は約10年が目安です。
もしエラーコードが表示されたエコキュートが10年以上経過している場合、一時的な修理よりも、故障リスクの高い他の部品も考慮し、新しい製品への交換を検討することが賢明です。
理由 | 具体的な内容 |
---|---|
危険性の回避 | 電気配線や高圧部品による感電・火傷のリスクを避けるため |
専門知識と技術 | 複雑な内部構造の診断・修理には専門家しか扱えない知識と工具が必要となるため |
保証の維持 | 自己修理を行うとメーカー保証が無効になり、今後のサポートを受けられなくなる可能性があるため |
部品の入手 | エコキュート専用の部品は一般的に入手が困難で、専門業者のみが調達可能なため |
時間とコスト | 誤った自己判断や修理の試みにより、かえって時間や追加修理費用がかかるのを防ぐため |

修理って、結局いくらかかるの?

故障内容によって異なるため、詳細な見積もりは専門業者に問い合わせが必要です
これらの理由から、エコキュートにエラーコードが表示された場合は、無理に自分で解決しようとせず、必ずコロナサービスセンターやエコキュートを購入・設置した販売店など、信頼できる専門業者に連絡してください。
プロの診断と適切な処置を受けることで、安心してエコキュートを使い続けることができます。
Cコードは自分で解決できる対処法
コロナエコキュートに表示されるCコードは、多くの場合、みなさんの日常的な操作や環境に起因するメッセージです。
そのため、専門業者に依頼する前にご自身で解決できる可能性が非常に高い特徴があります。
この記事では、Cコードが示す具体的な意味と、それぞれの状況に合わせた的確な対処法を、排水栓の確認から湯張り操作、沸増し手順まで詳しくご紹介します。
Cコードの中には、みなさんがご自身で簡単に確認し、対処できるものも多く含まれます。
エラーコード | エラー内容 | 処置方法 |
---|---|---|
C01 | 浴槽の排水栓の閉め忘れ検知 | 排水栓を確認し、循環口を清掃後、再度湯はりを実施する |
C02 | 残り湯がある状態での湯張り検知 | 浴槽の残り湯を排水してから、ふろ自動運転を行う |
C03 | 貯湯量不足検知 | 「強制沸増」ボタンを押し、湯量を確保してから再度操作する |
C05 | 湯張り後の湯温低下検知 | 風呂のお湯を少し排水後、追い焚きボタンを押す |
C06 | 貯湯温度低下検知 | 自動で沸き増しを行うため表示が消えるまで待機する(深夜のみモード時は「強制沸増」を押す) |
C07 | 床暖房用循環液不足検知 | 販売店や工事店に点検と循環液の補充を依頼する |
Cコードは、決して難しいエラーではありません。
冷静に状況を確認し、適切な手順で対処すれば、多くの場合すぐに解決へと向かいます。
焦らず、一つひとつのステップを丁寧に進めてください。
Cコードの共通認識
コロナエコキュートに表示されるCコードは、操作や設定、または一時的な環境要因が原因で発生するエラーを示します。
例えば、浴槽の栓を閉め忘れていたり、残り湯がある状態で湯張りをしようとしていたりする時に表示されるケースが非常に多いです。
これらは、エコキュートがより適切に機能するためのサインと捉えられます。

お湯が出ないって困るのに、Cコードって自分で直せるものなの?

はい、Cコードはエコキュートからのメッセージとして、みなさん自身で確認し、解決できることがほとんどです。
Cコードの多くは、一時的な操作の見直しや簡単な確認作業で解決するため、過度に心配する必要はありません。
排水栓確認と浴槽の清掃
Cコードの中でも特に頻繁に表示されるのが、C01「浴槽の排水栓の閉め忘れ検知」です。
これは、湯張り時に浴槽の排水栓が閉まっていない、または循環口に何らかの詰まりがあることを示唆しています。
私の経験上、このエラーで慌てて業者を呼んでしまう方もいらっしゃいますが、まずは簡単な確認から始められます。
具体的には、排水栓がしっかりと閉まっているか、そして浴槽の循環口にごみや髪の毛が詰まっていないかを目視で確認し清掃します。
確認事項 | 詳細 |
---|---|
排水栓の状態 | 湯張り前に浴槽の排水栓が完全に閉まっているか確認する |
循環口の清掃 | 循環口周辺のごみや湯垢、髪の毛などを取り除ききれいにする |

循環口の清掃って、どうすれば良いの?

指で触って取れるごみを取り除く程度で問題ありませんが、気になる場合はブラシなどで優しくこすり洗うと良いでしょう。
これらの確認と清掃が終わったら、再度湯張りを行ってみてください。
C01エラーはこれだけで解決することが多く、再び快適なお風呂を楽しめます。
残り湯の排出と湯張り操作
C02「残り湯がある状態での湯張り検知」は、すでに浴槽に残っているお湯がある状態で、追い焚きや湯張りの操作をしようとした際に表示されるエラーコードです。
エコキュートは、衛生的で適切な温度のお湯を提供するために、残り湯がある状態での新たな湯張りを制限する機能を持っています。
例えば、前の晩の残り湯がまだ浴槽にある状態で「ふろ自動」ボタンを押すと、このエラーが表示されます。
まずは浴槽の残り湯をすべて排水することが解決の第一歩です。
手順 | 内容 |
---|---|
1. 残り湯の排水 | 浴槽の残り湯を全て排水栓を開けて流す |
2. ふろ自動運転 | 排水後、再度リモコンで「ふろ自動」運転を開始する |

毎回残り湯を流すのは少し面倒に感じることもありますよね。

はい、それでも、エコキュートがきれいなお湯を効率よく供給するための大切な機能なので、少し手間でもぜひ実施してください。
この簡単な操作だけでC02エラーは解消され、いつでも設定温度の新しいお湯で入浴できます。
貯湯量不足時の沸増し手順
C03「貯湯量不足検知」は、エコキュートのタンク内のお湯の量が不足しているか、設定温度まで達していない場合に表示されるエラーです。
例えば、家族が大勢続けてシャワーを使ったり、お風呂を沸かし直したりした結果、タンクのお湯が足りなくなると表示されます。
この場合、焦らずにエコキュート本体やリモコンにある「強制沸増」ボタンを押して、お湯を沸き増ししてください。
強制沸増しは、通常の深夜電力帯でなくても、設定時間に関わらずお湯を沸かす緊急手段です。
手順 | 詳細 |
---|---|
1. 「強制沸増」ボタン確認 | エコキュート本体またはリモコンに「強制沸増」ボタンがあるか確認する |
2. 強制沸増しの実行 | ボタンを押し、タンク内の貯湯量が確保されるまで待機する |
3. 再度操作 | 沸き増しが完了したら、通常通り湯張りなどの操作を行います |

強制沸増しって、どれくらい時間がかかるの?

沸き増しにかかる時間は、機種や現在の貯湯量によって異なりますが、一般的には数十分から1時間程度を目安にすると良いでしょう。
一時的な貯湯量不足であれば、この「強制沸増」操作で解決し、お湯の供給を再開できます。
その他のCコードと注意点
Cコードには、先に説明したコード以外にもC05、C06、そしてC07といった種類が存在します。
C05は湯張り後の湯温低下を、C06は貯湯温度の低下を示し、多くは追い焚きや強制沸増しで対処可能です。
しかし、C07は床暖房用循環液の不足を示しており、これはご自身での対処が難しい専門的な内容です。
このエラーが表示された場合は、暖房運転は継続されるものの、速やかに専門業者への連絡が必要です。
エラーコード | エラー内容 | 処置方法 |
---|---|---|
C05 | 湯張り後の湯温低下検知 | 浴槽のお湯を少量排水後、「追い焚き」ボタンを押して温め直す |
C06 | 貯湯温度低下検知 | エコキュートが自動で沸き増し運転を開始するため、表示が消えるまで待機する(深夜のみモード時は「強制沸増」を押す) |
C07 | 床暖房用循環液不足検知 | 販売店や工事店に点検と循環液の補充を依頼する |

自分で解決できるCコードと、そうでないCコードの見分け方って難しいですよね。

はい、そのため、Cコードの内容を確認し、もしご自身で対処しきれないと感じたら、無理せずプロに相談することが大切です。
多くのCコードは、簡単な操作で見事に解決できます。
しかし、C07のように専門知識を必要とするコードが表示された場合は、適切な専門業者に相談し、安全で確実な解決策を選びましょう。
エコキュートの長期利用と適切な依頼先
エコキュートにエラーコードが表示され、ご自身での対処を試みたものの解決しない場合、適切な専門機関へ速やかに依頼することが何よりも重要です。
長期的にエコキュートを快適に利用するためには、問題発生時に迷わず専門家の力を借りる決断が必要になります。
エラーが解決しない場合の依頼先は、コロナサービスセンターとエコキュートを設置した販売店の2つが主な選択肢です。
それぞれの連絡先や依頼するメリットについて、以下で詳しく説明します。
依頼先 | 強み | 連絡先・受付時間 | 検討ポイント |
---|---|---|---|
コロナサービスセンター | メーカー直属の専門知識 | 電話: 0120-919-302 (携帯電話: 0570-550-992) 月~土 9:00~18:00、日・祝日 9:00~17:00 | 全国どこからでも対応 |
設置販売店 | 購入・設置時の情報把握 | 店舗によって異なる | 初期不良や工事の問題に対応 |
ご自身でエラーを解決できない場合、どの窓口に相談するべきか迷う必要はありません。
上記の情報を参考に、現在の状況に合った依頼先を選び、早めに専門家へ連絡してください。
日頃からの簡単な点検も、エコキュートの寿命を延ばすために非常に大切です。
解決しない場合の依頼先
「依頼先」とは、エコキュートに異常が発生し、自身での対処が難しい場合に修理や点検を依頼する専門機関のことです。
適切な依頼先を選ぶことは、迅速な問題解決に直結します。
エラーが解決しないと不安になりますが、慌てずに適切な専門家へ連絡することで、迅速かつ確実に問題が解決します。
自己判断での修理は思わぬ事故やさらなる故障の原因となるため、プロに任せるのが最も安全で確実な方法です。
- メーカーの専門知識:製品について最も深い知識を持ち、純正部品による修理が期待できる
- 販売店の地域密着型サービス:設置時の状況を把握し、迅速な訪問修理が可能な場合がある
- 第三者修理業者:複数のメーカーに対応し、比較的柔軟な対応や費用面での選択肢がある

どこに連絡すれば良いのかわからないのだけど?

メーカーか購入・設置した販売店のどちらかに相談しましょう。
適切な依頼先へ連絡することで、エコキュートの問題は専門家の手によって確実に解決に向かいます。
次の見出しでは、具体的な連絡先について詳しく見ていきましょう。
コロナサービスセンターへの連絡
「コロナサービスセンター」は、コロナ製品全般の修理や点検を受け付けるメーカー直属の窓口です。
エコキュートのトラブル時には、真っ先に検討すべき依頼先の一つといえます。
メーカー直属であるため、コロナ製エコキュートに関する専門知識と豊富な修理実績を持つことが最大のメリットです。
製品の構造や特性を熟知しているため、原因の特定から適切な部品を用いた修理まで、質の高いサービスが期待できます。
項目 | 内容 |
---|---|
連絡先(電話) | 0120-919-302 |
携帯電話から | 0570-550-992(有料) |
受付時間 | 月~土 9:00~18:00 |
日・祝日 9:00~17:00 | |
Web受付 | コロナ公式サイトの修理受付ページから24時間依頼可能 |

メーカーに直接連絡するメリットは何かしら?

製品の専門知識と純正部品による品質保証がある点が強みです。
コロナサービスセンターは、メーカーならではの安心感と専門性で、エコキュートの修理を確実にサポートします。
困ったときは、ためらわずに上記の連絡先に相談してください。
設置販売店への相談窓口
「設置販売店」とは、みなさんがエコキュートを実際に購入し、設置工事を依頼した店舗や工事店のことを指します。
メーカーとは異なる視点からサポートが期待できる依頼先です。
エコキュート購入・設置時の情報が全て残っているため、迅速に状況を把握し、柔軟な対応が期待できることが強みです。
特に設置初期の不具合や、工事に関連するトラブルであれば、販売店への相談が最もスムーズな解決策となります。
- 購入・設置履歴の把握:いつ設置したか、どのような機種かなどを販売店が把握している
- 初期不良への対応:設置後間もない期間の不具合に対し、迅速な初期対応や交換を検討してくれる
- 工事関連のトラブル対応:設置工事に起因する問題にも対応が可能
- 地域密着型サービス:地域に根差した店舗であれば、訪問や修理対応が早い場合がある

設置したお店に連絡するメリットはどんなことですか?

初期不良や工事の問題にも対応してもらえる点です。
設置販売店は、購入から設置までの一連の流れを把握しているため、きめ細やかなサポートが期待できます。
メーカーとどちらに連絡するか迷った場合は、まずは購入した店舗へ相談するのも有効な選択肢です。
エラーを予防する日頃の点検
「日頃の点検」とは、エコキュートを長く安全に使い続けるために定期的に行う、ユーザー自身による簡単な確認作業を指します。
大きな故障を未然に防ぐ重要な習慣です。
定期的な点検によって、小さな異常を早期に発見し、大きな故障や高額な修理費用を未然に防ぐことができることはもちろん、エコキュートの寿命を延ばし、常に最高の性能で利用することにつながります。
- 配管の保温材チェック: 劣化や損傷がないか確認し、冬場の凍結を予防する
- 貯湯ユニット周辺の清掃: ほこりや落ち葉を取り除き、通気性を確保する
- ヒートポンプユニットの確認: 異音がないか、ファンがスムーズに回転するか確認する
- 浴槽の循環口清掃: 定期的にフィルターを掃除し、湯張りの不具合を解消する
- 断水や凍結後の再稼働確認: 天候の影響があった後は、正常に運転するかをチェックする

どんなことを日頃から気を付ければいいの?

簡単な清掃や設定確認で予防効果がありますよ。
日頃の簡単な点検と適切な対処は、エコキュートの長期利用にとって非常に重要です。
定期的な確認を習慣にすることで、予期せぬトラブルを減らし、エコキュートを常に快適な状態で利用できるでしょう。
よくある質問(FAQ)
- エコキュートのリモコンをリセットしても、エラーが消えない場合はどうすれば良いですか?
-
リモコンリセットは一時的な解決策であり、問題の根本解決にはならない可能性があります。
E・H・Uから始まるエラーコードや、Cコードでも繰り返し表示される場合は、貯湯ユニットやヒートポンプユニットの内部的な故障が考えられます。
このような時は、無理に自分で解決しようとせず、速やかにコロナサービスセンターや設置販売店などの専門業者へ連絡するようにしましょう。
専門家による正確な診断と適切な修理が必要です。
- エコキュートが古い場合、修理と買い替えはどちらが良いですか?
-
エコキュートの寿命は一般的に10年が目安とされています。
設置後10年以上経過している場合は、一時的な修理をしても他の部品の故障リスクが高まるため、新しい製品への買い替えを検討する方が賢明な場合があります。
一方で、設置から間もないエコキュートであれば、修理の方がコストを抑えられる可能性が高いです。
修理費用、今後の故障リスク、メーカー保証期間なども含めて総合的に判断するようにしてください。
- エコキュートの修理にかかる費用は、どのくらいが目安になりますか?
-
修理費用は、エラーコードの内容、交換する部品の種類、修理作業にかかる工賃、出張費などによって大きく異なります。
そのため、一律に断言できるものではありません。
一般的に、ご自身で対処できるCコードに関連する簡易な修理であれば比較的低コストで済みますが、E・H・Uコードのような主要部品の故障では数万円から10万円以上の費用がかかる場合もあります。
正確な費用を知るためには、専門業者に点検を依頼し、見積もりを取ることが必要です。
- エラーコードが表示されていないのに、お湯が出なくなりました。考えられる原因は何ですか?
-
エラーコードが表示されない場合でも、お湯が出なくなる原因はいくつかあります。
主なものとして、地域的な断水、寒波による給湯配管の凍結、エコキュート専用ブレーカーが落ちている、給水栓が閉まっているなどが考えられます。
まずはこれらをご自身で確認し、断水であれば復旧を待つ、凍結であれば自然解凍を待つ、ブレーカーが落ちていれば上げ直す、給水栓が閉まっていれば開けるといった対処を試してみてください。
これらの対処で改善しない場合は、専門業者へ相談してください。
- エコキュートを長持ちさせるための、日頃のお手入れや注意点を教えてください。
-
エコキュートを長く快適に使うためには、日頃からの簡単な点検が重要です。
具体的には、貯湯ユニット周辺の清掃でほこりや落ち葉を取り除き通気性を確保すること、ヒートポンプユニットからの異音やファンの回転状況を確認すること、冬場には配管の保温材が劣化していないかチェックし凍結を予防すること、浴槽の循環口フィルターを定期的に清掃し湯張りの不具合を防ぐことなどです。
これらの点検を習慣にすることで、故障を未然に防ぎ、エコキュートの寿命を延ばせます。
- コロナサービスセンターに問い合わせる前に、準備しておくと良い情報はありますか?
-
コロナサービスセンターにスムーズに相談するためには、事前にいくつか情報を準備しておくことをおすすめします。
まず、エコキュートの「機種名」と「製造年」を確認しておきましょう。
次に、表示されている「エラーコード」を正確にメモし、エラー発生時の「具体的な状況」(いつ、どのように発生したか)、「ご自身で試した対処法」(リセット操作など)を伝えると、より的確なアドバイスや修理対応につながります。
これらの情報があれば、オペレーターは素早く状況を把握できます。
まとめ
エコキュートのエラーコードは困惑するものですが、適切な知識と冷静な対処で解決に導くことができます。
特に、コードの種類によって自分でできることと専門家に任せるべきことが明確に分かれている点を理解することが大切です。
- エコキュートのエラーコードは、状態を示す大切なサイン
- Cコードは簡単な確認やリセット操作で解決できるケースが多いです
- E・H・Uコードが表示されたら、速やかに専門業者へ相談が必要です
- 日頃の点検が、エコキュートを長く安全に使う秘訣です
もし今、エコキュートのエラーコードに直面しているのなら、焦らずこの記事で紹介した情報をもとに、ご自身の状況に合わせて正しい対処法を選んでください。
そして、自分で解決が難しいと感じたら、迷わず専門業者に連絡し、安全で快適な毎日を取り戻しましょう。