【Safari】プライベートブラウズとは｜使い方・設定・履歴｜徹底解説

Safariのプライベートブラウズは、オンラインプライバシーを守るための強力なツールです。

履歴やCookieを保存しないことで、共有デバイスでの利用や特定のウェブサイトへのアクセスを秘密にできます。

プライベートブラウズを活用して、安全で快適なインターネット体験を実現しましょう。

この記事では、Safariのプライベートブラウズの使い方やメリット・デメリット、さらにプライバシーを強化するための追加対策を解説します。

Safariプライベートブラウズ：オンラインプライバシーを守る盾

オンラインプライバシーは現代社会において非常に重要な関心事です。

Safariのプライベートブラウズ機能は、あなたのオンライン行動を追跡から守るための強力なツールとなります。

以下では、プライベートブラウズの主要な機能である「履歴非保存」と「Cookie遮断」について詳しく解説します。

これらの機能を理解し活用することで、より安全で快適なインターネット体験を実現できます。

履歴非保存：足跡を残さない安心感

履歴非保存機能は、プライベートブラウズの最も基本的な機能の一つです。

履歴非保存機能を利用することで、以下のようなメリットがあります。

項目	内容
閲覧履歴	Safariに保存されない
検索履歴	Safariに保存されない
自動入力情報	Safariに保存されない

通常、Safariは閲覧したウェブサイトや検索したキーワード、フォームに入力した情報などを記録します。

しかし、プライベートブラウズモードでは、これらの情報が一切保存されません。

これにより、共有のデバイスを使用する場合や、特定のウェブサイトへのアクセスを秘密にしたい場合に非常に有効です。

Cookie遮断：追跡広告からの解放

Cookie遮断機能は、ウェブサイトがあなたのブラウジング行動を追跡するために使用するCookieを制限する機能です。

Cookie遮断機能を活用することで、以下のような効果が期待できます。

項目	内容
行動ターゲティング広告の減少	興味関心に基づいた広告表示が制限される
プライバシー侵害リスクの低減	個人情報の追跡を抑制
ウェブサイトの表示速度向上	不要なCookieの読み込みを防止

多くのウェブサイトは、Cookieと呼ばれる小さなファイルをあなたのデバイスに保存します。

このCookieを通じて、あなたの閲覧履歴や興味関心を収集し、それに基づいて広告を表示します。

プライベートブラウズでは、これらのCookieを遮断することで、追跡広告の表示を減らし、プライバシーを保護します。

Safariプライベートブラウズ活用術

オンラインプライバシーを守るためにSafariのプライベートブラウズ機能を活用することは非常に重要です。

以下では、プライベートブラウズの起動手順、終了方法、設定変更について解説しますので、該当箇所をご確認ください。

Safariのプライベートブラウズを使いこなして、より安全で快適なインターネット体験を実現しましょう。

起動手順：簡単３ステップ

プライベートブラウズを開始するには、以下の簡単な3つのステップを実行します。

プライベートブラウズが有効になると、アドレスバーが黒または暗い色に変わります。

終了方法：ワンタップでセッション抹消

プライベートブラウズを終了するには、以下の手順を実行します。

これにより、プライベートブラウズがロックされ、開いていたWebサイトはそのまま保持されます。

設定変更：柔軟なカスタマイズ

Safariのプライベートブラウズ設定は、柔軟にカスタマイズ可能です。

設定アプリからSafariの項目を選択し、以下の設定を変更できます。

設定項目	説明
プライベートブラウズをロック解除するにはFace IDが必要	Face IDを使ってプライベートブラウズをロック解除するかどうかを設定
サイト越えトラッキングを防ぐ	Webサイトが異なるサイトを横断してユーザーを追跡するのを防ぐ
IPアドレスを非公開にする	既知のトラッカーからIPアドレスを保護する
詐欺Webサイトの警告	フィッシング詐欺の疑いがあるWebサイトへのアクセス時に警告を表示

これらの設定を調整することで、プライベートブラウズのセキュリティレベルや利便性を自分に合わせてカスタマイズできます。

プライベートブラウズ：メリット・デメリット

Safariのプライベートブラウズ機能は、オンラインでのプライバシー保護に役立ちますが、完璧ではありません。

メリットとデメリットを理解し、適切に活用することが重要です。

以下に、プライベートブラウズのメリット、デメリット、注意点を解説します。

それぞれの項目を把握することで、より安全なインターネット利用が可能になります。

メリット：プライバシー保護とセキュリティ向上

プライベートブラウズの最大のメリットは、閲覧履歴やCookieの保存を防ぎ、プライバシーを保護できる点です。

項目	プライベートブラウズ	通常ブラウズ
閲覧履歴	保存されない	保存される
Cookie	遮断またはセッション終了時に削除	保存される
検索履歴	保存されない	保存される
自動入力情報	保存されない	保存される
追跡防止	強化	通常
フィンガープリント対策	強化	通常
セキュリティ	向上	通常

プライベートブラウズを使用すると、広告の追跡を軽減したり、共有デバイスでの利用時に情報が残る心配を減らせます。

デメリット：一部機能制限と利便性低下

プライベートブラウズはプライバシー保護に役立ちますが、その分、一部の機能が制限され、利便性が低下する場合があります。

項目	詳細
Cookieの制限	Webサイトによっては、Cookieの制限により、ログイン状態が維持されず、毎回ログインが必要になる場合がある。
拡張機能の制限	Safari機能拡張は自動的にオフになる。必要な場合は、手動でオンにする必要がある。
Webサイトの表示	Webサイトがプライベートブラウズに対応していない場合、正常に表示されない可能性がある。
速度	通常のブラウジングに比べて、若干速度が低下する可能性がある。
利便性	毎回Cookieが削除されるため、Webサイトの設定や入力情報を再度設定する必要がある。
機能	一部のWebサイトやWebサービスで、機能が制限される場合や、利用できない場合がある。
その他	Webサイトによっては、プライベートブラウズを検出して、アクセスをブロックする場合がある。

プライベートブラウズを使用する際は、これらのデメリットを理解した上で、必要に応じて通常モードと使い分けるのがおすすめです。

注意点：万能ではないプライバシー対策

プライベートブラウズは便利な機能ですが、完全にプライバシーを保護するものではありません。

項目	詳細
IPアドレス	WebサイトやISP（インターネットサービスプロバイダ）には、IPアドレスが知られる可能性がある。
ネットワーク	会社や学校のネットワークを使用している場合、ネットワーク管理者によって閲覧履歴が監視される可能性がある。
マルウェア	コンピュータウイルスやスパイウェアに感染している場合、プライベートブラウズを使用しても情報が盗まれる可能性がある。
Webサイトのトラッキング	Webサイト自体が、フィンガープリンティングなどの技術を用いてユーザーを追跡する場合がある。
検索エンジン	検索エンジンによっては、検索履歴を保存している場合がある。
その他	クレジットカード情報や個人情報を入力する際は、Webサイトのセキュリティを十分に確認する必要がある。
	VPN（仮想プライベートネットワーク）やTor（The Onion Router）などのツールを併用することで、より高度なプライバシー保護が可能になる。
	Webサイトのプライバシーポリシーをよく確認し、どのような情報が収集され、どのように利用されるかを確認することが重要です。

より高いレベルのプライバシー保護を求める場合は、VPNやTorといった他のツールとの併用を検討する必要があります。

オンラインプライバシー強化：追加対策のすすめ

オンラインプライバシーは、現代社会において非常に重要な関心事です。

Safariのプライベートブラウズ機能に加えて、さらにプライバシーを強化するための対策を講じることは、情報漏洩のリスクを減らす上で有効です

以下では、追跡されない検索エンジン、IPアドレスを隠すVPN、広告ブロック機能付きブラウザについて解説し、それぞれのメリットと設定方法を強調します。

これらのツールを組み合わせることで、より強固なプライバシー保護を実現できます。

DuckDuckGo：追跡されない検索エンジン

DuckDuckGoは、ユーザーの検索履歴を一切追跡しないことを特徴とする検索エンジンです。

〈DuckDuckGoは検索履歴を記録しないから安心だよ〉 DuckDuckGoを利用することで、Googleなどの検索エンジンがユーザーの検索行動を追跡し、ターゲティング広告に利用するのを防ぐことができます。

項目	説明
追跡の有無	検索履歴を追跡しない
広告	検索キーワードに基づかない広告を表示
プライバシー	ユーザーの個人情報を収集・共有しない
設定方法	ブラウザの設定でデフォルトの検索エンジンとしてDuckDuckGoを選択。iOSの場合は、Safariの設定から変更可能。

DuckDuckGoをSafariの検索エンジンとして設定することで、検索時のプライバシーを大幅に向上させることが可能です。

VPN：IPアドレスを隠して匿名性向上

VPN（Virtual Private Network）は、インターネット接続を暗号化し、IPアドレスを隠すことで匿名性を高めるツールです。

〈VPNは接続するだけで簡単に使えるよ〉 VPNを使用すると、ウェブサイトやサービスがユーザーの正確な位置情報を特定することを防ぎ、オンライン上での追跡を困難にします。

項目	説明
IPアドレスの隠蔽	ユーザーの実際のIPアドレスをVPNサーバーのIPアドレスに置き換える
接続の暗号化	インターネット通信を暗号化し、第三者によるデータの傍受を防止
匿名性の向上	オンライン上での活動を追跡されにくくする
設定方法	VPNプロバイダのアプリをインストールし、サーバーを選択して接続。iOSの場合は、設定アプリからVPN構成を追加可能。

VPNを利用する際は、信頼できるプロバイダを選択し、ログポリシーを確認することが重要です。

Brave：広告ブロックとプライバシー保護機能搭載ブラウザ

Braveは、広告ブロック機能とプライバシー保護機能を標準搭載したウェブブラウザです。

〈Braveなら広告を自動でブロックしてくれるから快適だよ〉 Braveブラウザを使用することで、ウェブサイト上の広告表示を減らし、トラッカーによる追跡をブロックすることができます。

項目	説明
広告ブロック	標準搭載の広告ブロッカーが、ウェブサイト上の広告を自動的にブロック
トラッキング防止	トラッカーによるユーザーのオンライン行動の追跡を防止
プライバシー機能	Cookie制御、HTTPS Everywhere、スクリプトブロックなどのプライバシー保護機能を提供
設定方法	Braveブラウザをダウンロードしてインストール。初期設定で広告ブロックとトラッキング防止が有効になっている。

Braveブラウザは、追加の拡張機能をインストールすることなく、プライバシー保護を強化できる便利なツールです。

これらの追加対策をSafariのプライベートブラウズ機能と併用することで、オンラインプライバシーをより強固に保護し、安心してインターネットを利用することができます。

よくある質問（FAQ）

Safariのプライベートブラウズとは何ですか？

Safariのプライベートブラウズは、閲覧履歴、検索履歴、Cookieなどの情報をSafariに保存しない機能です。これにより、プライバシーを保護し、第三者による追跡を防ぐことができます。

プライベートブラウズをオンにすると何が変わりますか？

プライベートブラウズをオンにすると、Safariに閲覧履歴、検索履歴、自動入力情報が保存されません。また、Webサイトがブラウジング行動を追跡するために使用するCookieが遮断されます。

プライベートブラウズを終了するにはどうすればいいですか？

プライベートブラウズを終了するには、画面下部にあるタブボタンをタップし、タブグループを選択します。これにより、プライベートブラウズがロックされ、開いていたWebサイトはそのまま保持されます。

プライベートブラウズでもIPアドレスは隠せますか？

プライベートブラウズはSafari上での履歴やCookieを保存しない機能ですが、IPアドレスを隠すわけではありません。IPアドレスを隠して匿名性を高めるには、VPN（Virtual Private Network）を使用する必要があります。

プライベートブラウズ中にSafari機能拡張は使えますか？

プライベートブラウズが有効な間、ブラウズデータにアクセスできるSafari機能拡張は自動的にオフになります。必要な場合は、Safariの設定から手動でオンにできます。

プライベートブラウズと通常のブラウズの違いは何ですか？

プライベートブラウズでは、閲覧履歴、Cookie、検索履歴、自動入力情報が保存されません。これにより、追跡広告を軽減したり、共有デバイスでの利用時に情報が残る心配を減らせるため、プライバシー保護とセキュリティが向上します。

まとめ

Safariのプライベートブラウズは、オンラインプライバシーを守るための便利な機能です。

履歴やCookieの保存を防ぎ、追跡広告のリスクを軽減できます。

この記事では、Safariのプライベートブラウズについて重要なポイントをまとめました。

プライベートブラウズを活用し、より安全なインターネット体験を実現しましょう。