広大な恐竜世界を舞台にしたARK: Survival Ascended(ASA)において、友人や仲間たちと妥協のないマルチプレイを楽しむためには、専用のレンタルサーバーを用意することが最も確実な手段となります。公式サーバーの混雑や非公式サーバーの突然の閉鎖に怯えることなく、自分たちだけのルールで冒険を進められる環境は、サバイバル生活の質を劇的に向上させるでしょう。
しかし、前作からグラフィックが大幅に強化されたASAは、要求されるサーバーの性能も極めて高くなっています。適切な知識を持たずに契約を進めてしまうと、頻繁なラグやクラッシュに悩まされ、せっかくの冒険が台無しになりかねません。サバイバーたちが直面する技術的な壁を取り除き、理想的な恐竜ライフを手に入れるための道筋を、ここから詳しく紐解いていきます。
この記事でわかること
- ASAを快適に動作させるために必要なサーバーの推奨スペックとメモリ容量
- 日本国内から利用できる主要レンタルサーバーの料金プランと性能の比較
- MOD導入やクロスプレイ設定をスムーズに行うための管理画面の使い勝手
- コストを抑えつつ安定した稼働を維持するための長期的な運用テクニック
ARK ASAでレンタルサーバーを導入すべき背景
前作のARK: Survival Evolvedから進化したASAは、Unreal Engine 5を採用したことで圧倒的な映像美を実現しました。その代償として、サーバー側に求められる計算資源は飛躍的に増大しています。PC一台でゲーム本体とサーバーを同時に動かす「ノンデディケイテッドサーバー」では、ホストとの距離制限(テザー距離)が発生し、自由な探索が制限されるという問題が顕著です。
レンタルサーバーを活用することで、これらの物理的な制約から解放され、365日24時間いつでも好きな時にログインできる環境が整います。仲間がログインしていない間も拠点の作物が育ち、恐竜の孵化が進むといった、永続的な世界を維持できるメリットは計り知れません。ここでは、なぜ自前でサーバーを立てることがASAにおいて最善の選択となるのか、その要因を深掘りします。
24時間稼働と自由なマルチプレイ環境の構築
自分たちだけの専用サーバーを持つ最大の利点は、プレイ時間の制約が完全になくなることです。誰かがホストとしてPCを起動し続ける必要がなく、仕事帰りや深夜など、メンバーそれぞれのライフスタイルに合わせて自由に出入りが可能になります。公式サーバーのように、拠点を建てる場所が全く残っていないといったストレスも皆無です。
また、ゲーム内の設定を自分たちの好みに合わせて細かく調整できる点も見逃せません。経験値の倍率や採取量、テイムにかかる時間などをカスタマイズすることで、忙しい社会人でも効率よくゲームを進行させることが可能です。自分たちのプレイスタイルに最適化された世界を構築することは、長期間にわたってARKを楽しむために不可欠な要素と言えます。
| プレイ形態 | ホスト負担 | 自由度 | 24時間稼働 |
|---|---|---|---|
| 公式サーバー | なし | 低い | 可能 |
| PC内蔵サーバー | 大きい | 高い | 不可 |
| レンタルサーバー | なし | 最高 | 可能 |
上記の表からも明らかなように、全ての項目でバランスが取れているのはレンタルサーバーのみとなります。特にPCへの負荷をゼロにできる点は、高画質設定でプレイしたいサバイバーにとって大きな恩恵をもたらすでしょう。
テザー距離の撤廃による探索範囲の拡大
ゲーム内の簡易的なマルチプレイ機能を利用している場合、ゲストプレイヤーはホストから一定以上の距離を離れることができません。この仕様は、一人が拠点でクラフトをしている間に、もう一人が遠くの洞窟を探索するといった自由な分担作業を著しく妨げます。無理に離れようとすると、ホストの場所まで強制的にワープさせられる現象が発生し、没入感を削ぐ原因となります。
専用のレンタルサーバーを介することで、このテザー距離の概念が完全に消滅します。マップの北端と南端で別々の作業を行うことも、複数の拠点を各地に点在させて役割を分担することも自由自在です。ASAの広大なマップを隅々まで遊び尽くすためには、この地理的な制限を取り払うことが最初の一歩となります。安定した外部サーバーに処理を任せることで、ゲーム内のあらゆるアクティビティがスムーズに連動し始めます。
ASAサーバー選びで失敗しないための重要スペック

レンタルサーバー選びにおいて、最も注意を払うべきはマシンの基本性能です。ASAは前作に比べて、要求されるメモリ(RAM)容量が劇的に増えています。最低限のスペックで無理に動かそうとすると、サーバーの起動自体に失敗したり、プレイヤーが集まった瞬間に処理が追いつかなくなってゲームが強制終了したりするリスクが高まります。
さらに、物理的な距離(リージョン)も重要な判断基準となります。日本国内のプレイヤー同士で遊ぶのであれば、東京などの国内データセンターを選択することが、通信の遅延(Ping値)を最小限に抑える鍵です。海外の格安サーバーを選んでしまうと、ボタンを押してからアクションが反映されるまでの一瞬のズレが発生し、戦闘や建築において致命的なストレスを感じることになります。ここでは、快適性を左右する数値の正体を明らかにします。
メモリ容量の選定基準と安定稼働の目安
ASAのサーバープログラムは、起動した直後だけで約8GBから10GBものメモリを消費します。これに加えて、建築物が増え、野生動物が各地にスポーンし、MOD(拡張機能)を導入することで、必要な容量は雪だるま式に増えていきます。そのため、契約するプランは最低でも16GB以上、できれば32GBを選択することが推奨されます。
メモリ不足が発生すると、データのスワップ現象が起きて動作が著しく重くなるだけでなく、最悪の場合はワールドデータが破損する恐れもあります。少人数だからと8GBプランを選んでしまうと、数週間のプレイで拠点が増えた頃に限界を迎える可能性が高いでしょう。将来的な拡張性や、大規模な恐竜軍団を維持することを想定し、余裕を持ったリソース確保が求められます。
| 想定人数 | 推奨メモリ | 動作の安定性 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1〜3人 | 16GB | 標準 | MODなしなら安定 |
| 4〜8人 | 24GB | 高い | 標準的なプレイに最適 |
| 8人以上 | 32GB以上 | 最高 | 大型拠点の維持も余裕 |
メモリ容量は、一度に処理できる情報の密度に直結します。多ければ多いほど、サーバーがクラッシュする確率は低下し、複雑な建築や大量のテイム個体がいても快適に動作し続けることが可能です。コスト面との相談になりますが、ASAにおいてはメモリへの投資が最も費用対効果の高い選択となります。
CPU性能とストレージの種類による恩恵
メモリの影に隠れがちですが、CPUのクロック周波数もサーバーの「俊敏性」に大きな影響を与えます。ASAの計算処理は並列化が難しい部分もあり、コア数よりも一つ一つのコアの性能が重視される傾向にあります。最新世代のCPUを搭載しているサーバーサービスを選択することで、ラグの発生頻度を大幅に抑え込むことができるはずです。
また、ストレージにNVMe SSDを採用しているかどうかも重要な確認事項です。従来のHDDや安価なSSDに比べて、データの読み書き速度が桁違いに速いため、サーバーの起動時間やマップの読み込み、セーブ時のカクつきが軽減されます。特に、大規模なアップデートが配信された際のインストール作業も短時間で完了するため、メンテナンスによるダウンタイムを最小限に抑えたい管理職にとって、高速なストレージは心強い味方となります。
国内おすすめレンタルサーバー徹底比較
日本国内から利用できるレンタルサーバーサービスは、近年ゲーム専用プランの充実により、選択肢が非常に豊富になりました。設定のしやすさを重視する初心者向けのものから、高いカスタマイズ性を誇る上級者向けのものまで、それぞれの特徴を理解することで、自分たちに最適なサービスを見極めることができます。
多くのサバイバーが重視するのは、やはり「コストパフォーマンス」と「日本語によるサポート」の有無でしょう。万が一サーバーが動かなくなった際に、日本語で問い合わせができる安心感は、技術的な知識が浅い方にとって代えがたいものです。ここでは、ASAの動作実績が豊富で、利用者からの信頼も厚い主要な3つのサービスを詳しく紹介します。
ConoHa VPS:圧倒的な設定の容易さ
ConoHa VPSは、ゲーム専用のテンプレートが用意されているため、初心者でも迷うことなくASAサーバーを構築できる点が最大の魅力です。申し込み時に「ARK ASA」のイメージを選択するだけで、面倒なコマンド操作をすることなく、自動的に必要なソフトウェアがインストールされた状態で引き渡されます。専門知識を勉強する時間を省き、すぐにでも島へ上陸したい方にとって最適な選択肢です。
また、料金体系が明確な時間課金制であるため、週末だけ集まって遊ぶといった期間限定の利用にも対応しやすいのが特徴です。月の途中でスペックをアップグレードすることも容易で、人数が増えて重くなった際に柔軟に対応できる機動力を持っています。管理パネルのインターフェースも洗練されており、直感的な操作でサーバーの再起動や設定変更が行える点は、運用負担の軽減に大きく貢献します。
| プラン名 | メモリ | 月額目安 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 16GBプラン | 16GB | 約9,000円 | ★★★★☆ |
| 32GBプラン | 32GB | 約18,000円 | ★★★★★ |
| 64GBプラン | 64GB | 約36,000円 | ★★★☆☆☆ |
ConoHa VPSは、常に最新のインフラ環境を維持しており、国内でもトップクラスの通信速度を誇ります。管理画面の使い勝手が非常に優れているため、初めてレンタルサーバーを契約する方でも、わずか数分でサーバーオーナーとしての活動を開始できるはずです。
Xserver for Game:圧倒的な処理性能
国内シェアNo.1のレンタルサーバーを運営するエックスサーバーが提供する、ゲーム特化型のサービスです。最大の特徴は、圧倒的なCPU性能とNVMe SSDによる高速レスポンスにあります。ASAのような高負荷なタイトルでも、複数のプレイヤーが同時に激しいアクションを行っても遅延が発生しにくいという定評があります。安定性を最優先したい層から熱烈な支持を受けています。
キャンペーン期間中であれば、大容量メモリのプランも驚くほど安価に契約できることがあり、長期利用を前提としたコストパフォーマンスは群を抜いています。また、セキュリティ対策も万全で、DDoS攻撃などから大切なワールドデータを守る機能が標準装備されている点も安心材料です。高性能なハードウェアを贅沢に使い倒し、MODを多用した過酷な環境を構築したいサバイバーにとって、これ以上ない頼もしい相棒となるでしょう。
サーバー構築後の初期設定とMOD導入の手順
サーバーを契約し、IPアドレスが付与されたら、次はゲーム内の環境を整えるステップに移ります。デフォルトの設定では、テイムに数時間、成長に数日かかるといった過酷な設定になっていますが、これらを自分たちの好みの数値に書き換える作業が必要です。設定ファイルである「GameUserSettings.ini」や「Game.ini」の内容を適切に編集することで、理想のゲームスピードを手に入れられます。
また、ASAの楽しみを無限に広げるのが「MOD」の存在です。今作からは公式にCurseForgeとの連携が行われており、サーバー側へのMOD導入も前作より遥かに容易になりました。新しい恐竜を追加したり、便利な建築ツールを導入したりすることで、バニラ状態では味わえない深みのあるプレイが可能になります。ここでは、管理画面から行うべき必須の設定項目について解説します。
主要な設定パラメータの調整と反映
最も重要なのは、サーバーにパスワードをかけることです。不特定のプレイヤーが侵入して拠点を荒らされる事態を防ぐため、信頼できる仲間だけが知るキーワードを設定しましょう。また、クロスプレイを有効にするかどうかも、この段階で決定します。PC版だけでなくPS5やXboxの友人と遊びたい場合は、クロスプレイ設定をONにし、適切なポートを開放しておく必要があります。
次に、倍率設定を見直します。採取倍率を3倍から5倍程度に引き上げるだけで、単調な素材集めの時間が大幅に短縮され、冒険や攻略に割ける時間が増加します。これらの数値は、サーバーを停止した状態でファイルを書き換え、再起動することで即座に反映されます。微調整を繰り返しながら、自分たちのパーティーにとって「ちょうど良い難易度」を模索していく過程も、サーバー運営の醍醐味の一つと言えるでしょう。
| 項目 | 推奨値 | 目的 |
|---|---|---|
| TamingSpeedMultiplier | 3.0〜10.0 | テイム時間の短縮 |
| HarvestAmountMultiplier | 3.0〜5.0 | 素材採取の効率化 |
| XPMultiplier | 2.0〜3.0 | レベリングの加速 |
数値の設定には正解がありません。社会人が中心のグループであれば高めの倍率に設定し、じっくりと苦労を味わいたい硬派なグループであれば等倍に近い数値で遊ぶのが良いでしょう。設定の自由度こそが、専用サーバーを持つ最大の特権であることを忘れてはいけません。
MOD導入によるゲーム体験の拡張方法
MODを導入する際は、まず「MOD ID」を確認することから始めます。導入したいMODの配布ページに記載されている固有の番号を、サーバー設定ファイルの所定の欄にカンマ区切りで入力するだけで、サーバー起動時に自動的にダウンロードと適用が行われます。ASAでは、クライアント(プレイヤー)側がサーバーに接続する際にも必要なMODが自動で同期されるため、参加者全員に手動でのインストールを強いる必要がありません。
ただし、MODの入れすぎには注意が必要です。それぞれのMODはメモリを消費するだけでなく、MOD同士の競合によってサーバーが起動しなくなる不具合を招く可能性もあります。一つ新しいMODを追加するたびに動作確認を行い、安定性を確かめながら徐々に環境を肥大化させていくのが、賢いサーバー運営のコツです。特に「Automated Ark」などの利便性を向上させる定番MODは、一度体験すると手放せなくなるほどの快適さを提供してくれます。
よくある質問
- ASAサーバーのメモリは8GBでも動きますか?
-
技術的には起動可能ですが、ASAのシステム要件から考えると極めて厳しい状況になります。初期状態でも10GB近いメモリを消費するため、8GBではスワップが発生して致命的なラグが生じるか、数分でクラッシュする可能性が高いです。最低でも16GB、快適さを求めるなら24GB以上のプランを強く推奨します。
- PS5とPCで一緒に遊ぶことはできますか?
-
はい、ASAは完全なクロスプレイに対応しています。サーバー側の設定で「Crossplay」を有効にすれば、Steam、Epic Games、PS5、Xboxのプレイヤーが同じワールドで同時にプレイすることが可能です。ただし、サーバーによってはプラットフォームを限定する設定もあるため、設定ファイルの項目を事前に確認しておきましょう。
- サーバーを休止している間、料金はかかりますか?
-
通常の月額固定プランの場合は、ゲームを起動していなくても契約期間中は料金が発生します。一方、ConoHa VPSのような時間課金制を採用しているサービスであれば、サーバーを「削除」した段階で課金が止まります。ただし、単純なシャットダウンではリソースを確保しているため課金が継続する場合が多いので、利用規約をよく確認してください。
まとめ
ARK: Survival Ascendedの魅力を100%引き出すためには、高性能なレンタルサーバーの導入が不可欠です。24時間稼働の安定性と、テザー距離に縛られない自由な探索環境は、あなたと仲間の冒険をより深く、より快適なものへと進化させてくれるでしょう。特にASAはメモリ消費が激しいため、16GB以上のスペックを基準に選ぶことが、後々のトラブルを防ぐ最大の防衛策となります。
初心者であれば設定が容易なConoHa VPS、性能と安定性を極めたいのであればXserver for Gameといったように、自分のニーズに合わせたサービス選びを心がけてください。適切なサーバーを構築し、理想の倍率設定やMODを導入した自分たちだけのワールドを完成させたとき、真のサバイバルライフが幕を開けます。この記事が、あなたの快適なASAライフの第一歩を支える道標となれば幸いです。
